犬と猫を一緒に飼うと大変なこと①「昼に活動する犬」と「夜に活動する猫」
犬は昼に活動し、夜に眠ります。私たち人間と同じですね。一方で、猫は夜に活動し、昼に眠ります。昼に生活する犬や人間とは違い、猫は夜行性です。もし、飼い主さんが昼の生活サイクルを送る人なのであれば、夜に活動する猫のお世話をすることが、大変がと感じることがあるかもしれません。
夜眠っている飼い主さんの耳元で「構ってほしいよ~」と鳴いたり、部屋中をドタバタと走り回ったり。一緒に暮らす犬に対しても、夜に眠っている犬を起こし、「遊んでほしいよ~」と、ちょっかいを出してくるかもしれません。
犬と猫を一緒に飼うと大変なこと②「雑食の犬」と「肉食の猫」
犬の場合、飼い主さんによって、ごはんの時間が決められています。与えられたとき、与えられた分を全て食べきる、という犬がほとんどです。年齢や体重などに合わせ、一日分のごはんの量もしっかり決められています。
一方で、ごはんを用意する時間は大体決めているものの、与えられたときに食べるとは限らないのが猫です。そのため、朝に一日分の量をお皿に入れておいておく、という飼い主さんが多いようです。猫が食べたいときに食べる、という食事スタイルです。
また、特に一日分の量を決めたり量ったりすることもなく、適当にお皿に入れている、食べ終わったらまた追加する、という飼い主さんもいらっしゃるようです。
雑食の犬と肉食の猫では、必要な栄養素が全く違います。置きっぱなしの猫のごはんを犬が食べてしまう、ということが習慣化されると、犬の肥満の原因になってしまうかもしれません。
犬と猫を一緒に飼うと大変なこと③「お散歩へ行く犬」と「外に出たがる猫」
犬は、飼い主さんと並んで歩き、飼い主さんの指示に従って歩くことができます。そして、まるで犬にようにハーネスとリードをつけ、お散歩を楽しむ猫もいますが、稀なケースです。ほとんどの猫は、ハーネスやリードをつけることを嫌がり、こっちだよとリードを引いても指示に従ってくれません。
“ちゃんと帰ってくるから”とか、“猫だから”などと言って、猫を野放しにしている飼い主さんもいらっしゃいますが、決して良いことではありません。他所のお宅で排泄をしてしまったり、事故に遭ってしまったりする猫もいます。外に出たがる猫は多いですが、ハーネスやリードをつけることを嫌がり、飼い主さんの指示に従って歩くことができないとなると、外へ出してあげることができません。
犬はお散歩へ連れて行ってあげられるけれど、猫は外へも出してあげられないとなると、何だか可哀想な気持ちにもなります。犬とお散歩へ行くことが当たり前になっていると、猫も…と考えるのですが、猫の場合、そう簡単にはいかないようです。
犬と猫は一緒に飼っても仲良くなれない?
群れで生活することを好み、人間社会にも適応している犬。単独で生活することを好む猫。生活や行動の違う犬と猫が一緒に暮らすことは、もちろんできますし、まるで兄弟姉妹や親子のように仲の良い犬と猫もいます。
しかし、活動する時間帯が大きく違い、生活サイクルが違う犬と猫は、飼い主さんの配慮なしでは、お互いにストレスを感じやすくなってしまいます。犬と猫、それぞれに合った生活を送ることができるよう、工夫してあげることで、お互いが仲良く一緒に暮らすことができるのではないでしょうか。
まとめ
犬と猫を一緒に飼うと大変なことについて、
- 活動する時間帯の違い
- 食生活の違い
- お散歩(外)へ行くことの違い
この3つをテーマに「大変だな…」と思うことをご紹介しました。
私の元にも突然に猫がやってきて、家族の一員になりましたが、大変なことや戸惑うことがたくさんあります。犬と猫と人間が、お互いに少しずつ歩み寄り、お互いを知ることで、仲良く一緒に暮らすことができます。いきなり仲良くなれなくても、ゆっくり時間をかけると良いと思います。