愛犬のためにしているつもりが逆効果なNG行為
大事な愛犬に自分は何ができるのか…飼い主として愛犬が喜ぶことをしてあげたい!と考える飼い主さんは多いです。しかし、中には愛犬のためにしているつもりが逆効果なNG行為があることをご存知でしょうか。ここでは逆効果となるNG行為を挙げていきますので、自分が当てはまっていないかチェックしてみてください。
1.散歩を必要以上にさせてしまう
犬にとって散歩はリフレッシュや運動不足解消の役割を担っています。そのため、「散歩行く?」と聞くと大喜びする犬も多いですよね。
しかし、「うちの子は散歩が大好きだから」といって必要以上に散歩をさせるのはNGです。同じ犬種の中でも体力のある子やない子など、個体差はあります。ですが、犬種によって適切な運動量はある程度目安があります。
例えば、基準の運動量が多くない小型犬に、1回1時間以上、1日2回の散歩を行わせるのはあまり推奨できません。愛犬は散歩が好きなので喜んでくれるかもしれませんが、足腰に大きな負担がかかってしまうため、怪我をしやすくなったり、必要以上に体力を消耗してしまう恐れがあるのです。
2.太りすぎないようにドッグフードを少なめに与える
肥満はさまざまな病気を引き起こす原因となるため、ごはんやおやつの与えすぎはもちろんNGです。しかし、だからといって太りすぎないようにドッグフードを少なめに与えるのもいけません。
ドッグフードには犬にとって必要な栄養分が含まれています。また、ドッグフードのパッケージの裏には、犬種ごとの1日に摂取するべき栄養を計算し、最適な量が記載されています。
そのため、ドッグフードのパッケージに記載されている量を1日に与えても与え過ぎてしまうことはありません。むしろ、それを目安に摂取しなければ、栄養失調に陥る危険性もあります。食事量を無理に少なくするのはやめましょう。
3.スキンシップを取り過ぎる
スキンシップは愛犬と飼い主の絆を深めるためにもとても重要な行為です。しかし、過剰にスキンシップを求めるのは、時としてNGとなることがあります。
飼い主さんが大好きな犬であっても、1人で静かに過ごしたい時間はあります。自ら離れた場所に移動したのに、飼い主が過剰にスキンシップを求めてしまうのは、愛犬にとってストレスとなります。
愛犬の様子を見て、「今は1人でいたいのかも」と察したら、自ら近寄ってくるまでそっと見守ってあげることも大事ですよ。
4.散歩の時に好きなように歩かせている
1日の楽しみの1つでもある散歩は、なるべく愛犬が楽しく行えるようにしてあげたい…そう考えている飼い主さんは多いでしょう。しかし、散歩の時に愛犬の好きなように歩かせるのはNGです。
まず、愛犬に好きなように歩かせてしまうと、いざ車が来た時に接触し、事故を招く危険性があります。犬も動物なので、普段は大人しく歩いていても、興奮状態に陥った時、我を忘れて飛び出してしまう危険性があるのです。
また、犬が主導となって散歩をすると、徐々に自分がリードしているという感覚が身に付きます。「自分がしっかりしないと」という使命感から、警戒心が強くなり、無意識の内に楽しい散歩も警戒ばかりしなければいけない散歩と化してしまうこともあります。
5.要求に応えすぎてしまう
要求に応えすぎてしまうのもNGです。可愛い愛犬の要求であれば、なんでも叶えてあげたいと思ってしまいがちですが、愛犬の要求にすべて応えていると、病気を発症する原因となってしまうこともあります。
例えば、おやつがほしいとアピールしてくる度におやつを与えていれば、やがて肥満体質になってしまいます。先ほども触れたように、肥満になるとさまざまな病気を発症する原因となりますので、結果的に愛犬を不幸にしてしまいます。
また、「かまって」や「行かないで」の要求に応えてばかりいると、飼い主が隣にいることが当たり前となってしまい、飼い主から離れられない分離不安症を発症するケースも非常に多いです。いざ飼い主が離れると強い不安に駆られ、過剰なストレスを感じることになりますので、こちらも注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。愛犬のためにしていたつもりが、実は愛犬に負担をかけていた…ということは珍しくありません。今一度、自分の普段の行動を思い返し、その行為が逆効果となっていないか考えてみましょう。