1.ペットシーツでのトイレ
今や「トイレは家で」がマナー!
ひと昔前では、散歩の途中に愛犬のおしっこを済ませることが一般的でした。しかし、最近では「トイレはおうちで済ませる」ということが新常識となってきました。公共の場で犬が排泄をした際に「ここで排泄させないで」とトラブルになってしまうことも問題視されています。
災害時にも安心できるように
先の東日本大震災以降、災害時におけるペットの保護の意識も向上しています。もしも被災した際に避難を余儀なくされた場合、ペットと一緒に同行避難をすることが推奨されています。避難所ではペットはゲージに入ってもらう必要があり、愛犬の散歩に行くことが危険な状況である可能性が非常に高いです。そのため、日頃からペットシートに排泄する習慣をつけておくことが重要です。
2.甘噛み禁止
痛くなくても噛ませてはいけない
犬にとっての遊びとは「狩りごっこ」です。犬は子犬の頃から、兄弟犬とじゃれ合う遊びを通じて狩りの練習をします。子犬の頃はやんちゃ盛りで体力も豊富なので、飼い主さんの手に興味を持ってじゃれつこうとすることが多々あります。
しかし、子犬の頃から「人を噛んではいけない」ということを徹底させておかないと、犬が遊びのつもりで他人を傷付けてしまう恐れがあります。痛くない甘噛みであっても、人の手に噛みついたりじゃれついたりして遊ぶのは禁止しましょう。
歯が痒い時期にはおもちゃを用意
犬の歯は生後4~6ヶ月頃に乳歯から永久歯へと生え替わります。この生え替わりの時期は歯がグラグラし、その違和感により硬い物をかみ噛みたがる傾向にあります。人の手と同様に家具や家電を噛んでしまうことを防ぐためにも、噛んでも良いおもちゃを用意しておくと良いでしょう。
3.呼び戻し
脱走&迷子防止
犬の名前を呼んで近くに来させるしつけを「呼び戻し」と言い、大変重要なしつけです。なぜかというと、万が一に愛犬が家やペットキャリーから脱走してしまったり、お散歩の際にリードが外れてしまったというトラブルの際に愛犬の脱走と迷子を防止できるからです。
呼ばれていく→良いことがあると認識させよう
犬が脱走をする際には興奮している可能性があります。興奮時の犬は我を忘れてしまうことが多いため、どんな状況でも呼び戻しができるようにしつけをしておく必要があります。条件反射的に名前に反応してもらうには、呼び戻しのしつけをする際に「名前を呼ばれる→呼んだ人の元へ行く→良いことがある」という関連付けをすることがポイントです。
おやつを利用して「呼ばれて行ってみると良いことがあった」という経験を積んでいきましょう。逆に、叱る際に名前を呼ぶと自分の名前に対して恐怖心や嫌悪感を抱き呼び戻しが不可能になる原因となります。
まとめ
今回は犬のしつけの中で特に重要なものを3つご紹介いたしました。犬のしつけと言えば「お手」「おすわり」などのイメージが強いですが、その他にペットシーツでトイレをするしつけや人間の手への甘噛みを禁止するしつけ、名前を呼んで近くに来させる呼び戻しのしつけなどがあります。この3つは第三者とのトラブルを防ぐ重要なものなので、愛犬にじっくり確実に覚えてもらうことが重要です。