リードが離れてしまったときの備えは万全ですか!?
犬のリードが離れてしまう原因は何だと思われますか?飼い主さんがリードを手離してしまったり、リードの金具が外れてしまったり、リードが千切れてしまったりなど、様々です。首輪にリードを繋いでいる場合、首輪ごと抜けてしまうこともあります。
ハーネスにリードを繋いでいる場合、ハーネスから器用に手を引き抜くことができる犬もいます。リードが離れ、愛犬がいなくなってしまった、という経験をされたことのある飼い主さんは、意外と多いものです。うちの子は大丈夫、と思っている飼い主さんもいます。万全な備えが出来ているつもりだった、という飼い主さんもいます。
では、何が足りなかったのでしょうか。どのような備えをしておけば、リードが離れてしまったとき、犬が安全でいられるのか、一緒に考えてみましょう。
これを備えればリードが離れてしまっても大丈夫!な3つのこと
1.犬を引き戻すためのしつけを十分に行うこと
リードが離れてしまったとき、犬が走り出してしまうかもしれません。ちょっと想像するだけでも、恐ろしくなってしまいます。車が走っている道路に飛び出してしまうかもしれません。車の通りの少ない小さな道であっても、自転車やバイクとぶつかってしまうかもしれません。すれ違う人に飛びかかってしまうかもしれません。
そのようなことに遭遇してしまわないために必要なのが、犬を引き戻すためのしつけです。「待て」や「止まれ」の指示に従うことができますか?「戻れ」や「来い」や「おいで」の指示に従うことができますか?リードが離れ、犬が走り出してしまっても、待てや止まれの指示に従うことができれば、それ以上、遠くへと行ってしまうことはありません。道路に飛び出してしまうことも防げます。
そして、戻れや来いやおいでの指示に従うことができれば、すぐに飼い主さんの元へと戻ることができます。
2.首輪とハーネスそれぞれにリードを繋ぐ
首輪とハーネスをつけ、そのどちらにもリードを繋いで、お散歩をするという方法です。首輪が抜けてしまったことがあり、また抜けてしまうのでは…と不安なとき。首輪をポンッと抜いてしまう癖のある犬に。ハーネスが壊れてしまったら…と心配なとき。リードの金具が壊れたり、リードが千切れてしまわないか、と不安なとき。そんなときにおすすめの方法です。
ただ、この方法では、飼い主さんがリードを手離してしまったときには無意味な対策になってしまう、という難点があります。犬が首輪を抜いてしまう、ハーネスを脱いでしまう、などの癖があるときに有効的な方法だと思います。
また、お散歩をしている途中で、首輪とハーネスのどちらかが壊れてしまったとき、または、二本のリードのどちらかが壊れてしまったとき、どちらかは壊れずに残る、という可能性がある方法でもあります。
3.お散歩毎の点検を忘れずに
首輪・ハーネス・リードの点検、どれくらいの頻度で行っていますか?できることならば、お散歩へ行く度に、首輪・ハーネス・リードをつける前に、壊れそうな箇所はないか、こわれている箇所はないかなど、点検を行うと良いです。ほんの少しでも気になる箇所や問題のある箇所を見つけたときは、予備の首輪・ハーネス・リードに変える、修理をしてからお散歩へ行く、新しいものを買いに行くなどしましょう。
まとめ
万が一犬のリードが離れてしまった時のために備えるべきことについて、
- 犬を引き戻すためのしつけを十分に行うこと
- 首輪とハーネスそれぞれにリードを繋ぐ
- お散歩毎の点検を忘れずに
この3つをテーマにお話しました。最近、スマートフォンの画面を見つめながらお散歩されている飼い主さんをよく見かけます。愛犬から目を離し、手に何となく持たれたリードが大変気になります。リードを手離してしまう原因になりやすいです。スマートフォンの利用は、人にも犬にも安全な場所に立ち止まってから行うようにしましょう。