冬場のお散歩事情!犬の靴の必要性について
各地で積雪が見られるなど、いよいよ冬本番になってきましたね。寒くなっても愛犬のお散歩は、欠かさずに行ってあげたいもの。
しかし、冬の屋外は冷え込むので愛犬が寒がらないか心配になりますよね。防寒対策として犬に靴を履かせるという飼い主さんもいると思いますが、犬に靴は必要なのでしょうか?
犬用の靴ってどんなもの?
そもそも「犬用の靴ってどんなものなのか分からない」「初めて聞いた」という方も多いと思います。文字通り、犬の足に履かせる靴で、どちらかというとブーツのような形が多く販売されています。
犬用の靴といってもいくつか種類があり、雨の日用のレインブーツタイプや、保温効果のある靴などが販売されていますよ。ペットショップやホームセンター、ネット通販などで購入することができます。
冬のお散歩は犬の足に負担増?
もともと犬は野生の動物だったこともあり、服を着せたり靴を履かせたりするなんて必要ない!と考える方も少なくないでしょう。しかし、冬場でのお散歩には危険が潜んでいるのです。
寒さによる炎症
気温が低下すると足先の血流が悪くなり、炎症を引き起こすことがあります。その炎症した箇所に痒みが出てくると、舐めたり噛んだりして余計に症状が悪化してしまいます。
乾燥からあかぎれのような状態に
空気が乾燥する季節でもあり、犬の足の皮膚や肉球の表面などが乾燥して、痒みを伴います。その痒みを抑えようと舐めたり噛んだりといった行為が見られます。そのまま放っておくと、あかぎれのような状態になってしまいます。
雪の中の危険物を踏む可能性が
雪が積もっているところは、その中に鋭利な破片やネジなど、踏むと怪我をしてしまう物が埋もれている可能性があります。知らないうちに肉球に切り傷が…なんてことも考えられますよね。
この3つの要因は、趾間炎(しかんえん)を引き起こす原因にもなります。
趾間炎とは?
趾間炎とは皮膚病の一種で、足の指の間や肉球部分が擦り傷や切り傷などで傷つき、そこから細菌感染によって炎症をおこすとされています。趾間炎を引き起こすと散歩に行きたがらなかったり、足を引きずったりと、痛そうにしている様子が見られ、病院での治療が必要となってしまうのです。
冬場のお散歩には犬用の靴を!
上記のような理由から冬場の寒い時期でのお散歩には、犬用の靴を履かせた方が良いといえますよね。北海道などの雪国では、当たり前のように靴を履かせている飼い主さんが大多数です。
靴を履かせた方が良い犬種
寒さに弱く趾間炎になりやすい犬種は、主に下記の6種類が挙げられます。
- ヨークシャテリア
- プードル
- マルチーズ
- ボクサー
- パピヨン
- イタリアングレーハウンド
シングルコートで、比較的小型の犬種が当てはまりますね。それ以外にも1歳までの幼犬や10歳以上の老犬、体重10kg未満の小型犬なども寒さに弱いです。
他にも冬場の散歩を嫌がったり、散歩中に震えていたり、毛布やブランケットに潜るような様子が見られた場合は、寒さが苦手だといえます。
まとめ
今回は犬用の靴の必要性についてご紹介しました。特に雪国などの寒い地域では、既に靴を履かせてお散歩させているという飼い主さんもいるでしょう。
靴を履かせることで寒さや乾燥による、しもやけ、あかぎれなどの炎症を予防することができます。もし皆さんの愛犬が嫌がらないようでしたら、一つの防寒対策として取り入れてみてください。