忙しい人が犬を飼うときの『絶対条件』(時間に余裕のある方にも!)
1.「犬のため」の時間を確保することができますか?
どんなに忙しいとは言っても、お散歩や運動へ連れて行ったり、ごはんを与えたり、トイレのお世話をしたり、ブラッシングをしてあげるなど、毎日、犬のための時間を確保しなければなりません。
犬中心の生活
朝20分のお散歩のために、これまでより20分早く起きることができるでしょうか。仕事の後、食事会や飲み会で終電を逃して家に帰れない、なんてことがあってはなりません。会社の上司との付き合いや、大切な人とのデートがある日でも、帰りを待つ愛犬のために、少しでも早く切り上げて帰ることができるでしょうか。
休日も犬のための時間
休日であれば、予防薬の処方や定期健診など、動物病院へ連れて行ってあげなければならないこともあります。土曜や日曜であれば、午前中診療がほとんどですので、休日だからといって、ゆっくり寝ている場合ではありません。
中には全くお世話をしない飼い主も…
忙しいを理由に、全くお世話をされない犬も多くいます。お皿の中にドッグフードとお水、ケージの中には寝床とトイレ、床に散らばったおもちゃ。毎日、ドッグフードとお水を入れ変え、トイレを掃除するだけが、犬のために確保できる時間だ、という飼い主さんもいらっしゃいます。
“面白いのないな…”なんて言いながら、ダラダラとテレビ番組を見る時間はあるのに、スマートフォンでゲームや会話をする時間はあるのに、休日に昼過ぎまで寝ている時間はあるのに、犬のために確保できる時間は、“忙しいからない”というのです。
自分のための時間を犠牲にする覚悟はありますか?
「自分の自由な時間を失ってでも、犬のための時間を確保してあげることができる。」ということが、絶対条件のひとつだと思います。実際に、ほとんどの飼い主さんが、そのようにして愛犬と暮らしています。
2.「犬のため」の費用を確保することができますか?
犬のための費用として、とある支出調査によりますと、愛犬にかかる年間費用の平均は10万円から36万円であるとされています。食費・日用品費・医療費などが含まれていますが、犬種によっても大きく異なりますし、年齢や性別によっても異なることがあります。
私の場合ですと、食費だけで年間6万円ほどの費用が必要です。突然、病気になり、治療費や介護費が必要になってしまうこともあります。大きな手術が必要になり、100万円以上の医療費が必要になってしまうこともあります。ご自身の経済状況を見つめ、十分な費用を確保することができるかどうか、考えなければなりません。
時には、自分のための費用を愛犬のために使わなければならないこともあります。欲しいものを買うためにとコツコツ貯金しておいた費用も同じです。服やアクセサリーはいつでも買うことができます。
でも、犬の命は今しかありません。今失ってしまっては、二度と戻りません。費用がないからと、適切な食事を与えられず、適切な医療を受けることができず、もがき苦しみながら亡くなっていく犬もいます。そういった犬の存在に気づけないでいるかもしれません。
余裕を持った資金の確保は絶対条件
仕事関係や友人関係や家族関係との付き合いなど、忙しいと何かとお金もかかるものですよね。たとえ高額でも手に入れたいものだってあると思います。そんな中、犬のための費用を十分に確保することができるということが、絶対条件のひとつだと思います。
もし、急な出張や宿泊があるとき、犬を動物病院やペットホテルに預けなければならないことがあります。預けるための費用がないからといって、自宅に置き去りにするわけにはいかないですよね。
まとめ
忙しい人が犬を飼うときの絶対条件として、時間と費用をテーマに、
- 「犬のため」の時間を確保することができますか?
- 「犬のため」の費用を確保することができますか?
この2つのことについてお話しました。忙しい人はもちろんですが、時間に余裕のある人にも考えてみてほしい内容になっています。改めて、犬を飼う前に、自分自身の状況と向き合ってみてください。