犬が『飼い主に嫌われてる』と誤解するNG態度
毎日一緒に過ごしていると、ふとした飼い主の仕草の中に「もしかすると飼い主に嫌われているかも」と、犬が誤解してしまうような態度が紛れていることがあります。では、どのような態度が愛犬に誤解を与えてしまいやすいのでしょうか。
1.構ってアピールを無視
皆さんは愛犬からの「構って」アピールに気付いていますか?隣にやってきて前足でちょんちょんと合図してきたり、無理矢理飼い主の腕の中に入り込もうとしたり、中には遠くからジッと見つめてアピールする控えめな子もいます。
このような「構って」アピールを見逃しすぎてしまったり、気付いていても「忙しいから後でね」と後回しにし過ぎたりするのはNGです。
「もしかして嫌われている?」「避けられている?」と愛犬に無駄な心配や不安を与えることになりかねません。忙しい時は仕方がありませんが、なるべく「構って」サインに応えてあげるようにしましょう。
2.叱る時に怒鳴ってしまう
皆さんは愛犬が悪い事をしたらどのように叱りますか?シチュエーションにもよりますが、基本的には黙々と片付けをし、その後15分ほど無視をしたり、あるいはその場から立ち去るという方法が効果的です。
どうしても感情的に「何やってるの!」と大声で怒鳴りつけたくなるかもしれませんが、そこはグッと我慢してください。
怒鳴ってしまうと犬は怒鳴られたことに注意がいってしまい、「なぜ怒られているのか」を考えようとしなくなります。「怖い」という感情で埋め尽くされてしまうからです。さらに「嫌われたかも」と余計な不安を感じさせることになります。
悪い事をした時は、なるべく冷静に落ち着いて対処するように心掛けましょう。
3.頑張っても褒めてもらえない
犬の中には飼い主に喜んでほしい、褒めてほしいから○○をする、というような感情を強く持つ犬も多いです。日頃のコミュニケーションを思い返すと、「偉いね~」と褒めた時に嬉しそうな表情や態度を見せていませんか?
どんなに頑張ってもなかなか飼い主が褒めてあげないと、「もしかすると、飼い主は僕のことが嫌いなのかも」と誤解してしまったり、自己肯定感が低くなってしまう恐れがあります。
愛犬が何か成し遂げたり、上手にできたりした時は、「よくできたね~!」と愛犬に伝わりやすいように褒めてあげましょう。
4.犬が嫌がることをわざわざする
愛犬が嫌がるのに高く抱き上げたり、愛犬が嫌がっているのに激しくスキンシップをとったりしていませんか?いくら大好きな飼い主であっても、嫌な事をされれば犬も不快に感じます。
不快に感じるような行動を頻繁にされることで、「この人は嫌な事ばかりしてくる。僕のことが嫌いなのかも」と誤解されてしまうことがあります。
「嫌われているかも」という考えに及ばなくても、「この人嫌い!」と嫌われてしまう可能性はとても高いので、嫌がっていると察したらやめましょう。
日常的に愛情表現をすることも大切
今回は犬が「飼い主に嫌われているかも」と誤解してしまう態度や行動をご紹介しましたが、このように誤解されてしまうのは、普段から飼い主の愛情表現が足りないことも原因です。
犬に愛情を伝えるためには、やはりスキンシップをはじめとしたコミュニケーションを日常的に取ることが重要です。
アイコンタクトをとったり、犬が喜ぶ部位を撫でたりと、日常的なさまざまなコミュニケーションで愛情を伝えることは可能なので、意識的にスキンシップを取り入れるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。思い返してみると、愛犬に誤解を与えがちな態度を取っていた…という方も多いでしょう。日常的にコミュニケーションをしっかり取りつつ、なるべく愛犬に余計な不安を抱かせないように意識することが大切です。