犬に適していない住環境の特徴5つ

犬に適していない住環境の特徴5つ

犬は基本的に家の中で過ごすことが多いです。愛犬に快適に過ごしてもらうためにも、犬にとって良い住環境を考えてあげることはとても重要です。今回は「こんな住環境は犬にストレスを与えてしまう」というような犬に適していない住環境の特徴をご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬に適していない住環境の特徴

ソファーに座る犬

今回は犬に適していない住環境の特徴をご紹介します。皆さんの愛犬はどのような住環境で過ごしていますか?下記のような特徴が当てはまっていないか、再度確認しておきましょう!

1.コンセントやコードがが剥き出しで置かれている

ごちゃごちゃしたコンセント

近年、多くの電化製品を置くご家庭が多くなってきたため、その分、家の中で多くのコンセントが使われています。しかし、犬にとってコンセントは危険物です。

たくさんあるコンセントを剥き出しにした状態でそのまま置いていると、コンセントやコンセントに繋がれたコードに興味を持った犬が、コード部分をかじってしまう危険性があります。かじってしまうと火花が散るなど事故が起る恐れがあります。またわんちゃんがやけどをしてしまう恐れもあります。

このような事故を防ぐためにも、コンセントにはコンセントカバーを、コードは収納箱に入れておくなど、愛犬にとって危険な状態を回避するための工夫を施しましょう。

2.外から騒音が聞こえやすい

窓の外を見る犬

愛犬がいつも過ごしている部屋の環境を思い出してみてください。愛犬が過ごしている部屋は、大通りに面していたりしませんか?外から常に騒音が聞こえてくる状況は、犬にとってストレスになります。

人間でも騒音はストレスになり得ると言われています。人間よりも聴覚が圧倒的に優れている犬であれば、よりその騒音は大きく聞こえています。

ゆっくり休みたいのに騒音で休めなかったり、1匹で留守番している時に騒音が聞こえてきて不安など、常にストレスを感じて過ごさなければいけないのは非常につらいです。違う部屋に替えるなど、騒音対策を行いましょう。

3.ケージに直射日光が当たりやすい

愛犬のケージを置く場所によっても犬に適していない住環境が生まれていることがあります。ケージが窓のすぐ傍などに配置されている場合、上手く体温調節ができないことがあります。

夏であれば、窓から直射日光がケージに当たることもあるでしょう。すると、暑くてもケージから出られない犬は、軽い熱中症になることもあります。

冬であれば、窓からすきま風が入り込んだり、冷気が漂ってくるということはよくあります。窓際に配置されているケージの中にいれば、寒く感じているはずです。

これらのことから、愛犬のケージやサークルは窓際ではなく、体温調節がしやすい場所に配置することが大切です。

4.ダイニングテーブルの高さが低い

愛犬が自由にリビングを歩き回れる時間を作っているご家庭の場合は、みんなが食事のために使っているダイニングテーブルの高さにも気を配りましょう。

ダイニングテーブルの高さが低い場合、好奇心旺盛、食欲旺盛な犬であれば、飼い主の食事に興味を示し、見ていない隙にパクッと食べてしまうこともあります。

もしも食べてしまった料理に犬にとって悪影響を与えるような食材が使われていたとしたら…怖いですよね。犬を飼っているお家では、なるべく高さのあるダイニングテーブルを検討するようにしましょう。

5.滑りやすいフローリング

フローリングに寝そべるダックス

今では多くの家がフローリングとなっています。しかし、フローリングは滑りやすいため、犬にとっては良い住環境とは言えません。

特にシニア犬の場合、歩行が難しく足腰に負担がかかってしまうこともあります。子犬や成犬であっても、少し走った時に滑って転倒してしまい、怪我をするということがあります。

しかし、多くのご家庭で使われているフローリングを替えることは難しいですよね。対策方法としては、犬が行動している場所だけマットやラグを敷いたり、あるいは滑り止め効果のあるフローリングワックスを塗ったりできます。

範囲は限定されてしまいますが、マットを敷くという方法であれば手軽に実践できるので、ぜひ検討してみてくださいね。

まとめ

家族

いかがでしたでしょうか。他にも床にたくさんの物が置かれている、観葉植物が置かれているなど、犬に適していない住環境の特徴はいろいろあります。今一度、愛犬が過ごしている住環境は快適に、安全に過ごせる環境作りが行われているか、見直すきっかけとしてくださいね。

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