犬に湯たんぽを与える2つのメリット
体温の低下を防ぐ
湯たんぽを使う1番の目的は、犬の体温の低下を防ぐことです。寒い地方原産のハスキーなどの犬種は、周りの気温が低くても体温を維持することができますが、チワワなどの暖かい地方原産の犬は気温が低いと体調を崩してしまいます。
特に子犬や高齢犬、小型犬、シングルコートの犬、病気の犬などは体温が下がりやすく体調不良になりがちなので、湯たんぽを使うことで体温を保つことができます。体温を保てれば体調を崩すことも少ないので、体温が下がりやすい犬には湯たんぽを使うことをオススメします。
犬が快適に過ごせる
低体温までいかなくても、寒いと犬は体温を維持するために体力を使ってしまうので体力が落ちている犬には辛いことがあります。また身体へのストレスにもなるので、犬にとっては心地よい環境とは言えません。
健康な成犬でも、湯たんぽを使うことで寒さによるストレスなく過ごすことができます。寒さに強い犬でも寒い環境よりも適温の環境で過ごした方が快適に過ごせるので、湯たんぽを使ってあげることも考えてみてはいかがでしょうか。
湯たんぽを与えるときの注意点
噛み癖のある犬は注意
噛み癖のある犬は、湯たんぽの本体やケースなどを噛んで変形させ壊してしまうことがあります。そして誤飲や火傷などの事故につながってしまう場合があります。
湯たんぽを与えるのは飼い主さんが見ているときだけなどの対処をする必要があります。噛み癖のある犬はペット用のヒーターや電気毛布なども噛んでしまうので、エアコンなどを使った方がいいかもしれません。
適切な温度を
湯たんぽにはお湯をいれるタイプのものと、充電して電気で温めるタイプのものがあります。お湯を使うタイプのものは材質によって適温が違ってきますので注意してください。説明書をよく読んで使うようにしてください。
また、湯たんぽであっても低温やけどをしてしまう可能性もあるので、犬が長時間湯たんぽにくっついている場合は、少し離れさせるようにしておきましょう。
ペットボトルの湯たんぽは危険
ペットボトルを使った湯たんぽを使う方もいますが、ペットボトルが変形したり犬が噛んでしまったりすることがあるため、犬に湯たんぽとして使うのは不向きです。ペットボトルが壊れてしまったりすると、お湯が漏れて火傷してしまう危険性があります。
耐熱性や耐久性が不十分なことも多いので、ペットボトルを湯たんぽとして使うのはやめておいてください。
人間用を使うなら工夫を
人間用の湯たんぽを犬に使うこともできます。しかし、素材が犬向きではないこともあるので、パッケージやタグなどを見て確かめておきましょう。人間用のものを使うときはそのまま使うのではなく、タオルを厚めに巻いたりケースを使ったりするといいですね。
犬に使う場合は犬に適した大きさや素材のものを選ぶようにしましょう。犬に合わせたケースを手作りしてもいいかもしれまん。自分で作るものなら布の柄なども自由に選べるので、おしゃれなものが作れます。このとき、布の材質などには注意してください。薄すぎたり厚すぎたりすると良くないので、どれくらいがちょうど良いのかあらかじめ調べておきましょう。
まとめ
冬場は寒さから体調を崩してしまう犬も少なくありません。特に子犬や高齢犬、小型犬、シングルコートの犬、病気の犬などは体調を崩しやすいため注意が必要です。
低体温になるのを防ぐために、湯たんぽを使うと効果があります。また、快適にすごすためにも寒いときには身体を温めることが必要です。注意点としては噛み癖のある犬には気をつける、適切な温度を保つ、ペットボトルは使わない、人間用の湯たんぽには犬にも使えるように工夫をする、などがあります。注意点をよく理解して犬が使えるようにすることで、寒い冬も快適に過ごすことができるでしょう。