犬と人間の子供に共通する10個のこと
犬と生活を共にする上で「人間の子供みたい」と感じたり、お子さまと一緒に育てている人であれば「似てる!」と気づいたりする場面があるかと思います。特に子犬であれば、3歳くらいの人間の子供に近い行動も多いですね。
まるで人間の子供のような犬の行動に、時には困ってしまうこともあるのではないでしょうか?ここでは、犬と人間の子供に共通10個のことに触れ、それぞれの対処法についてもお伝えしていきます。
1.後追いをする
飼い主さんが大好きな犬は、家の中でもウロウロと付いてくることがあります。これは人間の子供で言う「後追い」と同じです。お母さんと離れることに強い不安を感じてしまうことが大きな原因です。
もし1日中愛犬が後追いをして困っている飼い主さんは、過剰にかまいすぎていないか、今一度見直してみてください。分離不安症のようになってしまうと、少し離れただけで吠え続けてしまうことがあります。
人間の子供も同じですが、優しくスキンシップを続けながら不安を取り除くことで少しずつ改善できます。急に冷たくする行動は取らずに、過剰なスキンシップをしないように行動を変えてみてください。
2.退屈だとすねる
遊んでくれない、外に行けないなど、退屈を感じてしまうと人間の子供も犬も気分が落ちてしまいます。犬もまるですねたような表情を見せることがありますよね。「退屈だよ」という表情が伝わってきたら、ぜひ遊んであげましょう。
すねたまま放っておいてしまえば、人間の子供であれば泣き出したり暴れたりすることもあります。これは犬も同じで、家の中を荒らしてしまうことも時にはあるでしょう。たとえ成犬であっても飼い主さんからの愛情不足にはとても敏感なので、愛犬との時間を大切にしてくださいね。
3.大はしゃぎする
新しいおもちゃをもらったとき、美味しそうなおやつを目の前にしたとき、大好きな人に会えたときには、犬も人間の子供も大はしゃぎをして喜びます。とても愛らしい行動に目を細めてしまうものですよね。
人間の子供は年齢を重ねるごとに落ち着いていきますが、犬は大人になっても飛びついてきたり走り回ったりして嬉しさを表現してくれます。そんな行動を見て、犬を飼ってよかったなと感じる人も多いのではないでしょうか。
4.トイレがうまくいかない
幼児の子供がトイレトレーニングをするように、子犬も訓練をしないとトイレのルールを覚えられません。根気が必要なしつけですが、犬であっても教えていくうちに上手になっていきます。
時には体調や気分によってトイレを失敗してしまうこともありますが、これは人間であっても同じことが言えるので、失敗をとがめてはいけません。犬が排泄しやすい環境を整えるなど、原因を探りながら改善していきましょう。
5.力加減がわからない
人間の小さな子どもがついお友達を叩いてしまうように、子犬も力加減がよくわからず噛んでしまうことがあります。ただ、噛ませっぱなしにしてしまうとエスカレートしてしまうでしょう。痛くないからと、甘噛みさせたまま育ててしまうと、成犬になっても思い切り噛んでしまうおそれがあります。
あり余るパワーは、ボールや綱引きなど、犬のおもちゃを利用してみてください。また、噛んだ状態のまま興奮させることは避けましょう。
6.お母さんが恋しくなる
人間の子供と同じように、犬も母犬を恋しがります。ただし人間のお家にもらわれた犬は、その家の飼い主さんを群れのリーダーとして従うようになります。それは母犬を慕う気持ちとは違いますが、犬にとっては飼い主さんが大好きな存在です。
7.病気にかかりやすい
犬も人間の子供も免疫力が少ないので、病気になりやすいです。特に子犬のうちは、まるで人間の子供のように何かと下痢やおう吐をしてしまったり、風邪をひいてしまったりすることもあります。
また、高齢になれば人間と同じように体が弱っていくのも共通しています。いつまでも元気でいてもらうためにも、どんな生活をすべきか考えなければなりません。
8.怖いものに怯える
雷に怯えたり、強そうな相手に怖がったりする姿を犬も見せてくれます。何だか気弱になった姿を見ると、犬ではなく人間の子供のように見えますよね。犬も怖いものがたくさんあって、そんなときは飼い主さんに甘えたくなるものです。
9.いたずらをしてしまう
「まるで人間の子供みたい!」と思ってしまうのが、犬がいたずらをしたときではないでしょうか。飼い主さんの靴下をボロボロにしてしまい、その靴下を隠したり、怒られないように隠れたりする犬も中にはいます。「ごめんなさい」と反省している顔も、まるで子供のように見えるものです。
10.社会性がない
犬も人間の子供も小さなうちは社会性がないため、力加減がわからなかったり、目に付く行動が多かったりするものです。それでも、その家のルールに従ったり外でコミュニケーションを取ったりすることでだんだん大人になっていくでしょう。親としても飼い主としても、いかに社会性をつけてあげる機会を増やすかがポイントです。
まとめ
いかがでしたか?愛犬を見ているときに「人間の子供みたい」と感じるのは、我が子のように大切にしている証拠です。犬は人間ではありませんが、可愛い存在としては間違いありませんね。大変なことも多いですが、ぜひ大切に育ててあげてください。