1.散歩から帰ってきた直後の愛犬の様子を観察する
犬の本やインターネットで公開されている犬の情報を見ると、犬種ごと、大きさごとに分けられたおおよその散歩の時間を知ることができますよね。例えば、小型犬は一回10~30分ほどの散歩を1日2回、中型犬は一回30分~1時間を1日2回、大型犬は一回1時間以上の散歩を1日2回、といったように分けられていることが多かったりします。
ですが、これはあくまで目安であり、犬によってはもう少し少ない時間が適切だったり、逆にもう少し時間を長くした方が最適だったりと、少なからず犬ごとに運動量の違いがあります。
もし、愛犬の運動量や最適な散歩の時間を詳しく知りたいのでしたら、愛犬の様子を観察しながら適切な時間を判断する必要があります。
例えば、散歩から帰ってきた直後の愛犬の呼吸の仕方を見てみましょう。基本的には少しリズム感のあるハッハッハッハッといった呼吸をしていればちょうど良い運動量、散歩の時間だといわれています。人間で例えるならば、軽くジョギングをした感じの疲れ具合といえるでしょう。
散歩のさせ過ぎに注意
逆に舌が少し青くなっている、「ハァハァ」と息づかいがとても荒い場合は運動させ過ぎ、または酸欠状態になっている可能性があるので、散歩の時間を減らす必要があるといえるでしょう。
2.散歩から帰った後に少し横になることが多いなら最適
散歩から帰ってきたときの呼吸の具合を見ても適切な散歩の時間かどうか分からないときは、それ以外の愛犬の様子を見てみましょう。例えば、散歩から帰ってくるといつも休憩をしているかのように、少しだけ横になったり軽く眠ったりすることが多い場合は、ちょうど良い運動量の可能性が高く、最適な散歩時間といえます。
ちなみに疲れ切っているかのようにグッスリ眠る、だら~んと力を抜いて数十分以上横になるときは、運動量が多すぎる可能性があるので、散歩の時間を短くするなどの改善をしてあげることをおススメします。
また、散歩から帰ってきたときに愛犬が家の中で走り回る。オモチャで遊ぶ。といった姿を見せる場合は体力があり余っている状態となり運動量が足りていない。散歩の時間が少ないといえます。ですので、散歩をする時間を増やしてあげるようにしましょう。
3.散歩中に動かなくなったときは疲れているかもしれない
散歩中の愛犬の行動を見ることでも、散歩の時間が適切かどうかを知る方法があります。例えば、散歩中に愛犬が歩きたくなさそうにする。息苦しそうにハァハァする。そういったときは、暑さにバテている。散歩が元々嫌い。といった理由も考えられますが、運動量が多すぎる可能性も十分に考えられます。
特に「いつもはじめは喜びながら散歩に行くけど、途中で動かなくなることがよくある」といった場合は、「疲れた~」と愛犬が感じている可能性が高いといえますので、散歩の時間を少なくしてあげた方が良いといえそうですね。
4.家にすんなり入ってくれるときは満足している
ここまでは散歩の運動量の判断方法をお伝えしましたが、次はメンタル的に愛犬が散歩に満足しているかを判断する方法となります。その方法とは『家の中にすんなり入ってくれるかどうか』といった判断方法です。散歩に満足した犬はほとんどの場合、自分の家の前まで来ると当たり前のようにスッと家の中に入っていくことが多いといえます。
一方で、犬が「まだ散歩したいよ~」「もっと歩きたい!」と感じているときは、なかなか家の中に入ろうとせずに家の前の道を再び歩き始めようとすることがよくあります。ですので、「もう散歩を終えても大丈夫かな?」と悩んだときは、一旦家の前まで戻って愛犬の反応を見るようにすると、最適な散歩の時間かどうか判断しやすいといえるでしょう。
まとめ
今回は、私の実体験を交えながら愛犬の最適な散歩時間を判断する方法をご紹介しました。ご紹介した4つの方法を行えば、おそらくより細かな愛犬の適切な散歩時間が分かると思います。ただ、最適な散歩時間はそのときの愛犬の体調などによっても異なるといえますので、毎日愛犬の様子を見ながら、散歩する時間を微調整してあげるのが理想的といえるでしょう。愛犬のことをより理解して理想的な散歩をさせてあげられると良いですね。