犬がご飯を好き嫌いする理由は飼い主にある!?
ご飯を食べ残すことが多い。ご飯を一口も食べてくれないことがある。ドライフードだけでは食べてくれない。ご飯以外の食材をトッピングしないと食べてくれない。このように、ご飯の好き嫌いが激しく、困り果てている飼い主さんもいらっしゃることと思います。
しかし、初めてご飯を食べたときから好き嫌いをしていたわけではないのではありませんか?ある日突然、ご飯を好き嫌いするようになってしまったのではありませんか?もしかすると、犬がご飯を好き嫌いする原因は、飼い主さんにあるかもしれません。
ご飯を好き嫌いする理由①「おやつの与えすぎ」
おやつを与えすぎていると、お腹がいっぱいになってしまい、ご飯を食べきれなくなってしまうことがあります。また、おやつを与えすぎていると、ご飯よりも美味しいおやつを欲しがり、ご飯を食べてくれなくなってしまうことがあります。ご飯よりもおやつの方が、ニオイも強いものが多く、味も濃いものが多いため、犬が好みやすいです。そのため、おやつの与えすぎが原因で、ご飯を好き嫌いするようになってしまうのです。
ご飯を好き嫌いする理由②「人間の食べ物を与えられているから」
飼い主さんのご飯をちょっとだけおすそ分け、なんてことが習慣になっていませんか?人間の食べ物は、犬のご飯と比べて、ニオイも強く、味も濃いです。甘味や塩味や旨味などもしっかりあります。人間の食べ物は、犬にとっては、高カロリーです。糖質や脂質や塩分なども摂りすぎてしまいます。
日常的なことであり、習慣化してしまっていると、ご飯を好き嫌いするようになるだけではなく、肥満や病気の原因にもなります。食事をしていると、「ちょっと頂戴?」と、甘えておねだりしてくるかもしれません。しかし、人間の食べ物を食べたことがない犬は、ほとんど欲しがることはありません。
たまには違うものを食べさせてあげたい。一度は思ったことがあるのではないでしょうか。毎日同じご飯を食べ続けている愛犬が不憫に思えてしまうこともあるかもしれません。だからといって、おやつの与えすぎや、人間の食べ物を与えてしまうことは間違いです。愛犬の健康を大切にしてあげたいと考えるのであれば、栄養バランスの整った栄養価の高いドッグフードを選んであげてください。
ドッグフードに使われている原材料にこだわってみるのも良いです。例えば、ドッグフードに使われているチキン(鶏肉)は、どのような鶏肉が使われているのか。どのような環境で育てられた鶏なのか。強くこだわってみるのも良いと思います。
ご飯の好き嫌いをなくす方法
おやつや人間の食べ物が原因でご飯を好き嫌いするようになってしまった場合、すぐに解決することができないかもしれません。しかし、方法はあります。ぜひ、試してみてください。
他に選択肢を与えないこと
まずは、他にご飯を選ぶことができないことを理解させなければなりません。「このご飯を食べなくても、おやつが出てくる」「このご飯を食べなくても、飼い主さんのご飯のおすそ分けがもらえる」と学んでしまっているためです。自分のご飯を食べないからといって、他の食べ物を与えてはいけません。鶏肉やブロッコリーやキャベツといった、食材をトッピングすることも、好き嫌いをやめるまでは与えないようにします。
ドッグフードのみで必要な栄養素を十分に摂ることができるのであれば、食材によるトッピングも必要ないものです。
食べなかったら片付ける
ご飯を用意し、30分くらい様子をみます。食べてくれないとき、食べ残したときは、片付けてしまいましょう。食べないからといって、置いたままにしておく必要はありません。また食事の時間になったら、ご飯を用意します。
例えば、朝と夕の2回に分けて食事をしている場合、朝食べなかった分、夕にはお腹が空いているはずです。おやつも人間の食べ物ももらえません。そうすると、他に選択肢がないことも理解できるようになりますし、お腹が空いているので、自分のご飯を食べてくれます。
まとめ
犬がご飯を好き嫌いする理由の代表格である、
- おやつの与えすぎ
- 人間の食べ物を与えられているから
この2つの理由についてと、好き嫌いをなくす方法について解説しました。
好き嫌いがなくなるまで、おやつも禁止すると良いです。ご飯をしっかり食べることができたら、少し与える程度なら良いかもしれません。人間の食べ物は犬に必要ありません。おねだりする愛犬を見て、可哀想だと思うかもしれませんが、愛犬の健康と長生きのために協力してあげてください。