1.たくさん遊んで体力を消耗させる
犬が家具などをガジガジ噛むときは、いくつかの理由が考えられます。その中でもよくあるのが『体力を持て余している』というものです。力があり余っている状態のときに「暇だなぁ」「遊びたいなぁ」といった気持ちが膨らんでいくと、木や布、革で作られた『ちょうど良い噛み応えのもの』……つまり、家具を遊び道具として認識することが多かったりします。
その結果、家具がボロボロになるまでかじってしまう、ということが割とよくあります。
このように、犬が体力を持て余していることが理由となって家具をかじっているときは、できる限り体力を消耗させてあげることが効果的といえます。毎日一緒にたくさん遊んだりオモチャで遊ばせたりしてエネルギーを消費させる。さらに狩猟本能を満足させてあげるようにすると、噛み癖を改善させやすくなるのでおススメですよ。
2.散歩に行く回数を増やす
刺激のない毎日を送っていると、犬は少なからずストレスを感じてしまうことがあります。そういったストレスも噛み癖の原因の1つとなり、家具をかじる理由になることが多かったりします。もし、愛犬がいつも暇そうに寝ているのでしたら「つまらないなぁ」「何だかイライラする」と感じていて、楽しいことやストレスを発散する方法を求めている可能性があります。
犬のストレスを解消させたり、良い刺激を与えたりするためには散歩に行く回数を増やす。又は散歩一回当たりの時間を増やす。思いっきり走り回れる広い場所に連れて行く。といった方法が効果的といえるでしょう。
外の世界に触れることで気分転換ができますし、いろいろな人や犬、景色や出来事と出会えるので良い刺激を受けやすく、愛犬の気持ちを充実させることができます。もちろんエネルギーも発散させることができるので、結果として家具を噛むという行動を改善しやすくなるといえるでしょう。
3.犬が苦手に感じるにおい・味を塗りつける
しつけを行ったり、エネルギーを発散させたりしても愛犬の噛み癖が直らない場合は、さらに奥の手ともいえる方法を行うといいかもしれません。その1つとなるのが『苦手に感じるにおい・味を塗りつける』というものです。
例えば、犬が嫌がるにおいや味がするスプレーがいくつか市販されているので、それらを家具に吹き付けると、手軽に愛犬が家具をかじるのを防止することができます。こういったスプレーのほとんどは犬に無害な材料で作られているので、安心して使用できるのがとても良いと思います。
ただ、中には犬に悪影響を与える材料が含まれていることがありますから、使用するときは安全なものかどうかちゃんと調べるようにしてくださいね。
4.かじりやすい家具をできるだけ置かないようにする
最終手段の中の最終手段ともいえる方法、それは愛犬が噛む家具を置かないようにする。これがやはり一番効果的といえますね。どんなにしつけをしても噛む。家具の噛み心地を気に入ってしまってかじるのを止めない。といった犬は少なからずいます。ですので、その場合は家具自体を犬から遠ざけるのが賢明な判断といえるでしょう。
もしくは、家具を金属製のものに変えることをおススメします。金属製の頑丈な家具だと愛犬が噛んでもボロボロになりませんし、噛み心地を悪くさせることができるので、自然と愛犬がかじるのをやめさせることができるといえますよ。
まとめ
今回は犬に家具をかじらせないようにする最終手段を4つご紹介しましたが、大切なのは愛犬が家具をかじる理由を知ることだと思います。理由を知ることで対策をしやすくなるといえますので、まずは愛犬の様子を観察したり、愛犬の生活を見直したりしてみることをおススメします。
もし、『運動不足』や『刺激のない生活』が家具をかじる原因となっているのでしたら、遊んであげたり散歩にいく時間を増やしたりしてあげると、アッサリ問題が解決できるかもしれませんね。