クリスマスを楽しむための3つのルール
1.誤飲に注意する
クリスマスシーズンになると家の中を飾り付けしたり、プレゼントの準備をしたりしますよね。そうすると起こりやすいのが誤飲です。
装飾のためのモールや小さなオーナメント、プレゼントに使った包み紙やリボンなど、誤飲しやすいものはたくさんあります。またクリスマスシーズンに多いお菓子であるチョコやキャンディーなども間違って飲み込んでしまうと、中毒や窒息などの危険があります。
犬が届きそうな場所に飾りやお菓子などはおかない、飾りはちゃんと固定する、飾り付けをする場合は犬は別の部屋かケージにいれておく、などの対策を取るといいですね。
2.イベントやパーティーでは必ずリードをつける
いろいろなイベントやパーティーに行く場合は必ずハーネスや首輪をつけて、リードをつけるようにしましょう。
普段は大人しい犬でも、人が多い場所でははしゃいで暴れたり、逆に怖がって逃げ出したりすることがあります。うちの子は大丈夫、と思っていても絶対ということはないのです。誰かに飛びかかろうとしたり、逃げ出そうとしたりしたときにリードをつけていないと、誰も止めることができなくなってしまいます。
自宅でパーティーをやる場合も、必ずリードをつけておきましょう。
3.犬には犬用のおやつ・ごはんを!
カラフルでかわいいおやつや美味しいごはんはたくさんあると思います。美味しそうに食べている飼い主さんを見て、犬も欲しがるかもしれません。でも犬には犬用のおやつやごはんをあげるようにしてください。
犬用ではないおやつやごはんは、犬にとって毒になるものが入っている可能性があります。チョコレートやキシリトールなどは食べると中毒症状を起こすこともあります。
またカロリーの面でも問題があります。人間が食べる食事は基本的にカロリーが高い傾向にあるので、犬が食べてしまうと肥満の原因になります。人間の食べ物に慣れてしまうと犬用のものを食べなくなるので、今だけ人間の食べ物を……ということはできません。犬には犬用のおやつやごはんをあげてください。
特に注意!犬のチョコレート中毒
チョコレートは犬が食べた場合、少ないと嘔吐や下痢、多くなると筋肉のふるえや痙攣、不整脈、心臓発作などを起こす恐れがあります。イギリスのリバプール大学の研究によると、クリスマスシーズンは一年の他の時期に比べてチョコレート中毒の症例が4倍に増加するといいます。
また、子犬は成犬よりもチョコレートを食べてしまう可能性が高く、注意が必要です。特にミルクがほとんど入っておらず、カカオマスの量が多いダークチョコレートは28グラムで体重22キロの犬が中毒症状を起こします。もしチョコレートを食べてしまったら、すぐに獣医さんに連れて行ってください。
まとめ
クリスマスシーズンは、人間も犬もウキウキしますよね。
しかし、うっかりしていると犬を危険に晒してしまったり、不幸な事故を起こしてしまったりするおそれがあります。クリスマスを楽しむためにも、今回ご紹介した3つのルールを守ることをオススメします。誤飲に注意する、人間の食べ物はあげない、リードをちゃんとつける、最低でも守ってもらいたい3つです。
クリスマスの飾り付けに使った、リボンやオーナメントなどを誤飲するケースも多くなる季節なので気をつけてください。また、クリスマスシーズンに増えるチョコレート中毒にも気をつけてください。
子供が食べたおかしの残りや、イベントなどで配られて道に落ちているものなど、意外と犬が食べてしまいそうな場所にチョコレートが落ちていることがあります。
楽しいクリスマスを愛犬と問題なく過ごせるように、注意するべきところは注意しておきましょう。愛犬と楽しいクリスマスをお過ごしください!