犬を逆に興奮させている飼い主のNG行動3つ
帰宅した飼い主さんを大興奮で迎えてくれる愛犬は可愛いですが、度が過ぎた興奮状態に陥ると手を焼いてしまいますね。散歩中であれば、ほかの犬や人に飛びつこうとする行動には困ってしまうものです。
しかし、興奮させているのは実は飼い主さんのある行動が原因だったりするんです。ここでは、そんな飼い主のNG行動3つをご紹介するので、ぜひチェックをしてみましょう。
1.興奮状態のまま相手してしまう
まず、犬が興奮状態のときに相手してしまう行動はNGです。
例えば「ただいま」と帰宅したときに興奮して飛びついてきた愛犬に「ありがとう」と頭や体を撫でたり、遊びの相手になってしまったりすると「興奮したら遊んでくれる」と覚えてしまいます。走り回らなくても「ワンワン!」と吠える犬についても同じことが言えます。
2.興奮した犬を叱る
遊んで!とばかりに騒ぐ犬に「やめなさい!」と叱るのも実は逆効果なんです。
興奮して物に噛みついて離さないと、大きな声で注意したくなりますが、犬にとっては「構ってもらえる」と覚えてしまうきっかけになってしまうでしょう。
3.落ち着いたときに褒めていない
どちらかといえば、褒めるよりも注意する方が多いという飼い主さんも褒めるタイミングの見直しをすべきです。興奮せずに、じっと静かにしているときに「いいこ」と褒めてあげると、犬はしっかり覚えていきます。
「うちの犬は落ち着きがない」と感じている人はぜひ、叱る・褒めるポイントを押さえましょう。
興奮した犬を落ち着かせる4つのコツ
散歩中や来客中に犬が騒いでしまうと困りますよね。そんなときのためにも、押さえておくべき興奮した犬を落ち着かせる4つのコツがあるのでご紹介していきます。
落ち着くまで無視する
1番のポイントが、落ち着くまで無視するということ。ジャンプしたり噛みついたりしている興奮状態の中、「やめなさい!」と叱ることもせず、スルーをしましょう。部屋から立ち去ってもいいでしょう。とにかく何も反応をしないことが、愛犬の今後を左右します。
犬の体やお尻をおさえる
散歩中や来客時に大興奮してしまう犬は、飼い主さんの手で体やお尻を押さえてしずめます。リードを短く持って、犬の動きを止めることにポイントを置きましょう。
犬は動きを制限されることで徐々に落ち着きを取り戻していくので、それをじっと待ち、冷静になったら「いいこ!」と褒めると「静かになると褒められる」と覚えていきます。
しつけを教える
「待て」「伏せ」「座れ(お座り)」をしっかりしつけることで、興奮したときにも効果が出るようになります。「ワンワン!」と騒ぎ始めた中でも指示に従えるようになれば、いざという時にも飼い主さんの言うことを聞けるようになるでしょう。
噛みついたら離してくれなくなる、さらに興奮してしまう犬のためにも、遊びの中で「やめ」「放せ」を教えていきましょう。できたらご褒美のおやつを与えていくようにして、「やめたら褒められる」ことを教えましょう。
サークルやクレートの中に入れる
騒いでしまう愛犬であれば、来客時はサークルやクレートの中に入れて出さないようにしましょう。そして飼い主さんの手によって興奮させないことが重要です。
来客時の前に、ロープの引っ張り合いをしてしまうと興奮させてしまうので避けた方がいいですね。
まとめ
興奮すると大変なことになる!と感じている飼い主さんは、今こそ対応やしつけの見直しをして、少しずつ改善を目指してください。慣れるまでは難しさを感じてしまいますが、愛犬に冷静さを覚えさせるための大切な訓練なので、ぜひ続けていっていきましょう。