室内犬のための冬を快適に過ごす対策
1.床にも冷え対策を!
低い場所には冷たい空気が溜まりやすく、床に近い場所で過ごすことの多い犬にとって、カラダが冷えてしまやすいことがあります。床から上がってくる冷気を直接感じてしまうことがないよう、ケージやクレートやベッドの下にも、ラグやマットなどを敷いてあげると良いです。
また、床からの冷気をシャットアウトしてくれるアイテムを活用してみてはいかがでしょうか。保温シート、蓄熱マット、断熱アルミシートなど、ホームセンターや100円ショップで手に入れることができます。
2.窓やドアの近くは避けて!
窓やドアの近くにケージや寝床を置いてしまうと、隙間風が入り込みやすい場所ですので、カラダが冷えてしまいやすいことがあります。実際に、窓やドアの近くの温度と、離れた場所の温度を比べてみるとよくわかります。温度計を置いてみて、どの位置が冷えやすいのか、どの位置が暖かいのかを確認し、ケージや寝床の置き場所など、愛犬が過ごす場所を決めてあげると良いと思います。
どうしても、窓やドアの近くでなければ、愛犬のためのスペースを用意してあげることができない場合には、隙間テープなどを活用されてみてはいかがでしょうか。こちらも、ホームセンターや100円ショップで手に入れることができます。
3.空気の乾燥に注意!
寒さ対策と同時に、乾燥対策も行うようにしましょう。寒さを感じると同時に、空気の乾燥も感じていると思います。犬だって同じです。鼻や喉の粘膜が乾燥してしまいやすく、細菌やウイルスに感染しやすくなってしまいます。抵抗力が弱くなってしまうと、犬も体調を崩しやすく、風邪をひいてしまうことがあります。
暖房が効きすぎた部屋は、空気が乾燥しやすくなるため、加湿器も同時に活用すると良いのではないでしょうか。加湿器がない場合には、濡れたタオルを室内に干しておくだけでも、室内の湿度を上げることができます。
4.必ずストーブガードを!
ストーブやヒーターを利用するときは、必ずストーブガードを使うようにしましょう。「うちの犬は近づかないから大丈夫」と思ってしまうかもしれません。しかし、何が起こるかわかりません。飼い主さんがちょっと席を離れている間に、火傷してしまうかもしれません。イタズラが火災の原因になってしまうかもしれません。ないよりは、あった方が安全です。
5.お留守番中の暖房器具は?
お留守番中、ストーブやヒーターや暖炉など、火を扱う暖房器具は利用することができません。こたつやホットカーペットも、つけたまま出かけることはできません。エアコンをつけたまま出かけるのも、熱中症の原因になってしまうことがあります。
お留守番中のベストな寒さ対策、なかなか困りものですよね。火や電気を使うことなく利用することができるものには、湯たんぽがあります。人間用の湯たんぽでも良いですし、犬用として販売されている湯たんぽもあります。
6.服は着せない方が良い?
寒さが苦手な犬種や、体温調節を上手く行うことができない子犬や老犬など、寒さ対策として服を着せてあげたいものです。しかし、デメリットもあります。もし、服を着ていて暑くなってしまったとき、犬が自分自身で服を脱ぐことができるでしょうか。器用に脱ぐことができる犬はいますが、また寒くなってしまったとき、さすがに器用な犬でも、自分自身で再び服を着ることはできません。
服を着せることで快適に過ごすことができるかどうかは、飼い主さんがしっかり判断してあげなければなりません。快適に過ごすことができるのであれば、寒さ対策として、服を着せることは有効的なことだと思います。
まとめ
室内犬のための冬を快適に過ごす対策について6つのことをご紹介しました。冬の間も気温の変化があります。急に気温がマイナスになってしまうことおもあるでしょう。今日は何だか暖かい気がする、なんて日もあります。今日は一段と冷える気がする、なんて日もあります。特に、愛犬が一人きりでお留守番をする間の寒さ対策、万全にしたいですよね。