犬が靴を好む理由3つ
玄関で靴を履こうとしたら「あれ?靴がない!」と思ったり、気づけば愛犬がガブガブ靴を噛んでボロボロにしてしまっていた・・・といった経験ありますよね。それも「ちょっと足のキツイ臭いがする靴」だったりすると、なぜそれを好むのか?と気になるものです。
犬が靴を好む理由は大きくわけて3つあります。その理由についてまずは知りましょう。
1.飼い主さんの匂いがするから
たとえ足のキツイ臭いがする靴だとしても、愛犬にとって靴は「飼い主さんの匂いがする!」と嬉しくなるのが存在なんです。靴の匂いを嗅いでいるだけで飼い主さんのそばにいるような、そんな安心感が得られます。
それがたまたま靴だったということなので、靴下を好む犬もいれば飼い主さんの下着を自分の宝物にする犬も。1度好きになった物に執着してしまうこともあるので、靴の良さを知った犬はまた靴を狙うでしょう。
2.さみしいから
飼い主さんがお仕事で忙しくしていたり、遊ぶ時間がいつもより少ないと愛犬はさみしい気持ちになります。そんな時に、飼い主さんの匂いがする靴を見つけた犬は思いをぶつけてしまうことがあります。
靴をボロボロにしてしまうのは「もっとかまってほしい」という欲求の表れかもしれません。お留守番の時間を減らす、一緒に遊ぶ時間を増やすといった調整をする必要がありそうです。
3.噛みごたえがある
靴は犬にとってほど良い噛みごたえなので、ついハマってしまうことがあります。犬が普段遊んでいるおもちゃと似た素材のゴム感があれば、犬にとって区別つけることは難しいでしょう。
いつまでもやめない場合は、その噛み応えを楽しんでいる可能性が高いです。
犬に靴や靴下を噛まれないための対策
いくら気に入ったとはいえ大事にしている靴ばかりか、靴下もボロボロにされてしまうのは辛いですよね。それでは噛まれないために何をすべきなのか、その対策についてご紹介していきます。
噛んだらその都度叱る
まずすべきことが、犬が靴を噛んでいるときに「コラ!」と叱ることです。犬のしつけとしても、その場でその都度叱ることが基本です。
後からボロボロになった靴を見せて「これはどうしたの?」と聞いても効果は期待できません。必ずその時に叱るようにしましょう。
取られない場所に隠す
大切な靴ほど、犬に取られない場所に隠すことが最も有効です。げた箱に入れてしまえば、犬は開けることができません。面倒でも届かない場所に片付けるように、飼い主側も気を付けるべきでしょう。
いやな臭いをつける
「なぜかこの靴だけ噛まれてしまう」というのであれば、その靴に犬が嫌ういやな臭いをつけてしまうという方法もあります。ペットショップに行くと、犬対策スプレーが売っているので利用してみましょう。
一時的な対策かもしれませんが、靴以外にも色々隠されてしまうという人であれば試してみる価値はあるかと思います。
いらない靴をあげる
最終的な手段で最も効果があるのが、いらない靴をあげるという方法です。ガブガブ噛んでいる犬から靴を取り上げるのは難しく、手を噛まれるおそれもあるのでご注意ください。
困ったときには、もう履かない靴や靴下と交換する形を取ってしまうのが手っ取り早いかと思います。靴の形をした犬用のおもちゃも見つかるので、好みそうなものを用意するのもおすすめです。
まとめ
犬が靴を好む大きな理由は「大好きな飼い主さんの匂いが付いているから」です。ガブガブ噛んだり隠したりして「いたずらをしている」と感じるときは、スキンシップを多く取るように工夫してあげてくださいね。