犬の首輪のサイズと選び方①「適正サイズ」
犬の首輪を選ぶときに最も重視したいことは、「適正サイズであるかどうか」ということです。適正よりも小さいサイズを選んでしまうと、犬の首に負担がかかってしまいますし、ストレスにもなります。適正サイズよりも大きいサイズを選んでしまうと、お散歩中などに首輪が外れてしまい、思わぬケガや事故の原因になりかねません。
首輪には、愛犬の健康と命を守るための重要な役割があるということを忘れないでください。そうすれば、デザイン性を重視した選び方はしないと思います。愛犬に適した首輪の中から、デザインなど、気に入ったものを選ばれてください。
愛犬に適した首輪のサイズを知るためには?
愛犬に適した首輪のサイズはどれくらいなのか、測定してみましょう。
- 犬にお座りをさせてください。お座りの姿勢でサイズを測ります。
- 耳の付け根から、指2本分後ろの辺りにメジャーを当ててください。メジャーは、犬の皮膚に密着させるように当ててください。
- 測定したサイズに、1cmから1.5cmをプラスしてください。
そのサイズが、愛犬に適した首輪のサイズです。
首輪のサイズを測定するときの注意点
つい、やってしまいがちなのが、犬の首の一番太い部分にメジャーを当ててしまうということです。お散歩中など、首輪が抜けてしまう主な原因になります。イメージとしては、首輪を装着し、指1本が入るくらいの緩みを持たせることができるサイズが、最も適したサイズです。
犬の首輪のサイズと選び方②「素材」
愛犬に適した首輪を選ぶためには「素材」にもこだわってみましょう
首輪には、ナイロン・金属・本革・合皮など、様々な素材があります。今お使いの首輪の素材は何でしょうか。その素材は、愛犬に適した素材なのでしょうか。素材別の首輪の特徴・メリット・デメリットをご紹介しますので、愛犬に適した首輪の素材はどれなのか、よく見極めてから選ばれてください。
ナイロンの首輪
ナイロンの首輪は、耐久性に優れているため、劣化しにくいです。そのため、長く使い続けることができます。軽量な首輪がほとんどなので、犬の首への負担も軽減されます。静電気を発生しやすいため、長毛種にはあまり好ましくありません。
金属の首輪
金属の首輪は耐久性に優れていますが、重量なため、犬の首への負担が大きくなりやすいです。濡れたまま放置してしまったり、湿気などによって、錆びてしまったりすることがあります。被毛が絡まりやすいため、長毛種にはあまり好ましくありません。また、金属アレルギーの原因になる可能性があります。
本革の首輪
本革の首輪は、耐久性に優れているため、劣化しにくいです。そのため、長く使い続けることができます。通気性にも優れているため、首周りが蒸れてしまいやすい犬種にも快適に装着してもらうことができます。
使い始めは、素材がとても硬いです。そのため、犬の皮膚を傷つけてしまいやすいです。やわらかく馴染むまでに時間がかかります。
しかし、使い込めば使い込むほど味わい深く、風合いが出てきます。水分に弱い素材であるため、細菌やカビの発生を防ぐためにも、毎日のお手入れやメンテナンスが欠かせません。本革の首輪の中には、表向きが本革で、犬の皮膚に当たる部分は合皮やナイロンなどの他の素材であることがあります。商品をしっかり確かめてから選ばれてください。
合皮の首輪
合皮と首輪は、最も人気の高い素材です。安価であることや、水に強いこと、汚れにくいこと、水洗いができることなどが理由です。しかし、耐久性に弱く、劣化しやすいため、長く使い続けることは難しいです。頻繁に買い替える必要があるため、安価であっても、コストパフォーマンスには欠けます。
首輪の「耐久性」にも注目してみましょう!
冒頭で、犬の首輪を選ぶときに最も重視したいことは、「適正サイズであるかどうか」ということだ、とお話しました。それと同じくらい重要視したいことに「耐久性」があります。愛犬の命を守るための首輪だからこそ、耐久性にも注目して選ばれてください。
例えば、超小型犬や小型犬であっても、引っ張り癖のある犬なのであれば、より適正サイズや耐久性を重視したいと考えるのではないでしょうか。力の弱い小さな犬であっても、毎日毎日引っ張りながらお散歩をしていると、首輪が劣化しやすく、破損しやすくなってしまいます。
まとめ
犬の首輪のサイズと選び方について、
- 適正サイズ
- 素材
- 耐久性
この3つを主なテーマとしてご紹介しました。
今すぐ、愛犬の首輪をチェックしてみてください。劣化している箇所や破損している箇所はありませんか?毎日のお散歩の前に首輪やハーネスやリードの状態のチェックをお忘れなく。