子供が多い場所に犬を連れて行くときの注意点
近年、子供の数よりも犬の数の方が多い、なんて言われることがあります。それほど、犬と暮らす人々が増えている、ということなのではないでしょうか。そして、“ペット”という概念が薄れつつあり、“我が子”や“家族”として犬を迎えることがほとんどかと思います。
そうなると、犬を連れて出かけることが増える一方、犬を連れて出かけるときのマナーや注意点について、よく考えてみる必要があるのではないでしょうか。飼い主さんにとっては、大切な我が子であり、大切な家族です。
しかし、周りには、犬と接してことのない人もいますし、犬が苦手な人もいます。犬なんて大嫌いだ、という人だっています。そういった中、今回は、犬と子供に注目し、子供が多い場所に犬を連れて行くときの注意点について、みなさんと一緒に、改めて考えてみたいと思います。
1.安易に近づかない(近づけない)こと
犬同伴OKの公園や広場があります。たくさんの犬や飼い主さんがお散歩や運動を楽しむ場所です。そして、たくさんの人々が利用する公共の場所です。大人もいます。幼い子供もいます。高齢者もいます。中には、お散歩をしている犬と交流することを楽しみにしている人もいます。
しかし、お互いに、安易に近づいてはいけません。犬も子供も、どんな行動をするか、明確に予測することは難しいです。犬にはリードが繋げられていますが、子供にはありません。
「わんちゃんだー!」と大声で叫びながら走ってくることもあります。子供が犬に向かって走り出しても、笑顔で見送るだけの親御さんもいます。スマートフォンを見つめ、子供から目を離している親御さんもいます。
飼い主である私たちが、リードを短く持ち、愛犬を制御する必要があると思います。こちらが対応した方が、より安全に思います。可哀想にも思いますが、子供に構わず、サッとその場を立ち去っても良いと思います。
2.無理に利用しないこと
飼い主のみなさんは、人混みの中へ愛犬を連れて行きたいと考えるでしょうか。特に、子供が多い場所に愛犬を連れて行き、お散歩や運動をしたいと考えるでしょうか。平日は人や子供が少ない場所も、休日になると多くなることがあります。いつも利用している場所が、たまたま人や子供が多い時間帯だった、なんてこともあります。
そんなときは、無理に利用せず、またの機会にしてみてはいかがでしょうか。あなたの愛犬は大丈夫かもしれません。しつけがしっかりされており、飼い主さん自身もしっかりマナーを守ることができるかもしれません。
しかし、子供が投げたボールが飛んできて、愛犬に直撃してしまうかもしれません。きっと、飛んでくるものはボールだけではありません。他の場所を当たってみたり、またの機会にしたりするなど、人や子供が多い日や時間帯は避けるようにするのが良さそうです。
3.隅の方を利用する
公園や広場など、中央を利用して遊ぶ子供が多いと思います。砂場や遊具も、公園や広場の中央に設置されていることがほとんどですよね。そのため、意外と隅っこの方は開いています。
実際に、私が愛犬たちとよく行く大きな広場では、中央に子供と親御さん、隅っこの方のベンチに高齢者の方、その横で犬と飼い主さんがおもちゃで遊んでいる、という光景があります。休日の昼間となると、平日よりも利用者がうんと増えます。
無理に利用することはありませんが、隅っこの方で交流している犬や飼い主さんを見ると、つい、参加してしまうんですよね。超小型犬や小型犬は飼い主さんに抱っこされ、中型犬や大型犬は飼い主さんの横にぴったりついています。みんなマナーやしつけがしっかりできているため、他の利用者が多くいても安心なのです。
まとめ
子供が多い場所に犬を連れて行くときの注意点について、
- 安易に近づかない(近づけない)こと
- 無理に利用しないこと
- 隅の方を利用する
この3つをテーマにお話しました。
実際に、子供の多い場所に愛犬を連れて行き、嫌な思いをされたことのある飼い主さんは多いはずです。そのときは、もう二度と行くもんか!と感じてしまうものですよね。また、子供が多い場所に愛犬を連れて行く機会があるかもしれません。そんなときの参考にしていただけると嬉しいです。