1.「しつけ」について学ぶということ
しつけというと、犬が学ぶというイメージですが、飼い主さん自身はどうでしょう。犬のしつけについて学んだことはあるでしょうか。飼い主さん自身が愛犬のしつけを行うためには、まずは、飼い主さん自身が犬のしつけについて学ぶ必要があると思います。
何の知識もないまま犬をしつけようとしても、なかなか上手くいかずにイライラしてしまったり、投げ出してしまったり。結局は、あまり必要のないしつけばかりをし、本当に必要なしつけをされていない犬が多いように感じます。そのしつけは、本当に犬にとって必要なしつけでしょか。
そして、愛犬の命を守ることができるしつけでしょうか。「お手」「お座り」「伏せ」だけでは不十分です。「止まれ」「戻れ」「放せ」など、愛犬の安全を守るための最低限のしつけについて、まずは、飼い主さんが学ばなければ、愛犬に教えることができません。
飼い主さんが受講することができる、犬のしつけを学ぶための教室や講義が行われています。愛犬のしつけや問題行動などでお悩みの飼い主さんは、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。
2.「マナー」について学ぶということ
マナーの悪い飼い主さんに出会うこと、ありますよね。犬に関するマナーは、周りにいる他の犬や人に対する心配りであり、犬が安全に快適に人間社会の中で生きていくために必要なことです。飼い主さん自身がマナーを守ることができないということは、愛犬を苦しめるということでもあります。
愛犬に教えるためのマナーではなく、飼い主さん自身が学ぶべきマナーがあります。普段から、周りにいる他の犬や人に対して、心配りをすることや、思いやりを持つことができているでしょうか。愛犬にばかり注目し、周りをよく見ていないのではないでしょうか。
お散歩中のマナー、公園やドッグランでのマナー、飲食店や交通機関でのマナー、犬同士または犬と人が交流するときのマナーなど、どのようなマナーが必要なのか理解できているでしょうか。
3.「備え」について学ぶということ
愛犬のための、いざというときの備え、どれくらいできていますか?全く何の備えもしてない、という飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。恐ろしいのは、自然災害が起きたときの、犬のための防災対策ができているかどうかです。
実際、日本では多くの自然災害が起き、数えきれないほど多くの犬や動物が犠牲になりました。飼い主さんの備えがあれば、救える命だったかもしれません。愛犬と一緒に避難することができない可能性もあります。
新しく生活を始めても、愛犬を連れてくることができない可能性もあります。避難所や保護施設など、愛犬を預けることができず、置き去りにしなければならない可能性もあります。
そんなことがないよう、備えが必要です。どのような備えが必要なのかは、犬それぞれに違いがありますし、お住まいの地域によっても異なります。万が一のときの備えについて、しっかりと学び、確実に備えておきたいです。
4.「食生活」について学ぶということ
愛犬の食事、どのように与えていますか。ただ何となく、毎日同じドッグフードを与えていますか?年齢によってドッグフードを切り替えることはあっても、愛犬のカラダの状態をよく調べ、食生活について考える、という飼い主さんは少ないでしょう。
同じ犬種であっても、同じ年齢であっても、犬それぞれに必要な栄養素には違いがあります。健康状態だって、毎日毎日同じわけではありません。最低でも年に一度は健康診断を受け、愛犬の健康状態を知り、食生活について学び、考える必要があると思います。
愛犬が衰えや病気で苦しむことがないよう、愛犬に必要な食事について学ぶ機会を作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
犬のために飼い主が勉強すべきことについて、
- 「しつけ」について学ぶということ
- 「マナー」について学ぶということ
- 「備え」について学ぶということ
- 「食生活」について学ぶということ
この4つをテーマにお話しました。
私自身も常に学び、少しずつでも知識を増やしていきたいと考えています。犬はみんな同じではありません。迷ったときやわからなくなってしまったときは、愛犬とよく向き合い、何が必要なのか、じっくり考えてみましょう。