犬がネガティブな感情のときにする仕草や行動6つ
犬にも悲しいときがあり、「つらいよ・・・」という感情を全身で見せてくることがあります。中には「どういう感情なの?」と誤解をさせるものもあるので、ここでご紹介するネガティブな感情のときにする仕草や行動6つを参考にしてください。
1.嘆くように吠える
本当につらいときには、人間が嗚咽を漏らすように「ワオーン」と嘆いたり、声を詰まらせて鳴いたりすることがあります。誰に吠えるでもなく、上に向かって吠える犬もいます。
中には「飼い主さんが亡くなったお墓に寄り添って、悲しそうな声を漏らす犬もいた」、と海外でニュースに取り上げられたこともあり、犬も深い喪失感に襲われることがあるのでしょう。
鼻を「クーン」と鳴らす犬もいて、それぞれ感情の表し方に違いはありますが、犬も見た目以上に「悲しい」と思っていたりするものです。
2.悲しそうな目で見つめる
例えば、目の前にある大好きなおやつが、他の犬に取られたとき。いかにも「ガッカリ・・・」という悲しそうな目をすることはないでしょうか。
日常における犬にとって「ネガティブなこと」といえば、大好きな飼い主さんがいない、大好きな食べ物が取られた、といった喪失感を抱くことが中心です。
ちょっぴり可愛い表情を見せてくるので、こちらもついいたずらしたくなりますが、やり過ぎてしまうと信頼感を失うのでやめておきましょう。
3.いたずらをする
「飼い主さんに構ってほしい」という寂しい感情に陥った犬は、時にいたずら行動を見せることがあります。飼い主さんの大事なものを隠したり、わざとオシッコをしたり、クッションをボロボロにしたり…といった問題行動を起こすことも。
そんないつもと違う行動が見られるときは、ストレスが溜まっているサインとして受け止めてみてください。
4.尻尾を下げて力のない座り方をする
「しょんぼり」という表現がぴったりな、尻尾をだらんと下げて力のない座り方をしたり、前足の上に顎を乗せて伏せてしまったり・・・。
呼びかけても反応しなかったり、上目づかいでチラッと見てきたりするときは、何かに怯えているサインかもしれません。
5.外をぼんやり眺める
飼い主さんを待っているときなど、犬も寂しそうに外をぼんやり眺めることがあります。大好きな家族が帰ってこなくなったときにも、「どうして帰ってこないの?」と全身で訴えるような犬の姿には心を打たれてしまうものがありますね。
6.前足をなめる
犬はストレスを感じると、前足をひたすら舐めることがあります。これは、分離不安症状のひとつで、中には毛をむしる犬も。先ほどの「いたずらをする」もこれに当てはまることがあります。
これに合わせて、ご飯を食べなかったり体調不良が起きたりしてしまう場合は、病気のサインであることが多いので感情だけの問題ではありません。分離不安に陥ってしまう前に、愛犬との距離を見直してみてください。
犬が元気ない場合の対応
何だかしょんぼりしていても、食事を取って排便・排尿に問題がなければ、様子を見ても大丈夫です。ただ、「ご飯を食べない」「オシッコや便の量が少ない」といった症状が出ているときは、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
犬がネガティブなサインを見せるのは体調不良が原因のときもあるので、少しでも様子に異変を感じるのであれば、早期のうちに相談をした方がいいですね。
まとめ
犬がネガティブな感情になるのは、ほぼ「大好きな飼い主さんが不在」なことが多いです。飼い主さんを中心に生きているのが飼い犬といっても過言ではないので、そんな愛犬のサインにいち早く気づいてあげられるといいですね。