犬が外に出たがらないときの対処法
健康状態を確認しましょう!
ケガを負っていたり、病気を発症したりしてはいませんでしょうか。本当は外へ出たいけれど、カラダのどこかに異常があり、痛みなどによって、カラダを動かすことが苦痛なのかもしれません。普段と違った様子はないか、犬の様子をよく観察してみましょう。歩き方に異常はないでしょうか。食事はしっかり摂れているでしょうか。
飼い主さんや家族では異常を見つけることができないのであれば、一度、獣医さんに診察を受けてみましょう。私たち人間にも、“今日はちょっとカラダが重いな…”とか、“家でゆっくり過ごしたいな…”という日がありますよね。きっと、犬にもそんな日があるのかもしれません。少し様子を見てみましょう。
防寒対策をしっかり行いましょう!
犬は寒さに強い、なんて言われることがあります。しかし、実際には、寒がりな犬がほとんどなのではないでしょうか。冬になると、寒さが億劫で、外に出たがらなくなってしまうことがあります。
洋服を着せる・靴下や靴を履かせる・自宅で十分にカラダを温めておくなどし、防寒対策をしっかり行うことで、外に出ることの億劫さを少しでも軽減してあげることができるかもしれません。洋服の上からレインコートを着せてあげると、冷気を防ぐことができておすすめです。
犬が外に出たがらない理由は主に3つあります
1.首輪・ハーネス・リードを着用したくない
犬と外に出るとき、首輪・ハーネス・リードを着用します。お使いのものは、犬のカラダに適したものでしょうか。オシャレなものが良いからといって、デザインを重視した選び方をしてはいないでしょうか。首輪やハーネスがカラダに合わず、窮屈であったり、逆に緩すぎてしまったりなど、犬が着用することに不快感があるのかもしれません。
不快感のある首輪やハーネスは、着用することだけでも苦痛に感じてしまうものです。外に出ることが嫌なのではなく、カラダに適していない首輪やハーネスを着用することが嫌なのかもしれません。
2.外の環境に不安や恐怖を感じている
他の犬や人とすれ違うこと。車やバイクが走る音。工事現場の大きな音。人の話し声や音楽。聞き慣れない音や嗅ぎ慣れないニオイがすることなど、自宅で過ごすときとは大きく違った環境が外には広がっています。慣れないことに対して、不安や恐怖を感じやすい犬にとって、外に出ることは大きなストレスにもなります。
「わんちゃんだー!」と、子供たちが大声を出し、駆け寄ってくることもあるかもしれません。犬にとって、逃げ出してしまいたくなる瞬間です。もしかすると、以前、外に出たときに何か嫌な経験をし、トラウマになってしまっている可能性もあるかもしれません。
3.ただ甘えているだけ
外に出るとき、自分で歩くことは嫌だけど、飼い主さんが抱っこしてくれていれば良い。もしくは、バッグの中やカートに乗って外に出るのは良い。そんな犬もいます。ただ、飼い主さんに甘えたいだけなんです。犬の健康や長寿を考えると、自分の足で歩かせてあげたいものですよね。
しかし、頑固な犬は、なかなか自分の足では歩こうとせず、地面に寝転がってしまうようなこともあります。抱っこしてもらえないということがわかると、余計に外に出たがらなくなってしまうかもしれません。ぜひ、毅然とした態度で接し、お散歩を楽しめる環境に整えてあげましょう。
まとめ
「犬が外に出たがらないときの対処法」と「犬が外に出たがらない理由」についてご紹介しました。愛犬が外へ出たがらない理由を見つけることはできたでしょうか。ぜひ、ご紹介した対処法を試してみてください。当てはまる理由があれば、ぜひ、改善してあげてくださいね。