1.食欲が低下しやすくなる
一度にご飯をパクパク食べずに、時間をかけて少しずつ食べる『だらだら食べ』。「時間をかけてでもご飯を食べるのなら問題ないのでは?」と感じる人はいると思いますが、だらだら食べには様々なデメリットがあり、NGな食べ方だといわれています。
NGな食べ方となる理由の1つとしては、『食欲の低下』です。フードを食べずに放置したままの状態にしていると、風味やにおいが薄れていくので美味しさを感じにくくなります。
その結果、犬が『このご飯は美味しくないなぁ……』と感じて残しやすくなってしまうのです。そうすると、さらに風味やにおいが損なわれるのでもっとご飯を残すようになり、段々とフードに対して食欲がなくなっていくそうなのです。
犬は意外と頑固な性格をしている子が多く、一度美味しくないと感じたフードは食いつきが悪くなってしまうことがよくありますので、愛犬がだらだら食べをする場合は、フードを嫌いにならないように残したら早めに回収することをおススメします。
2.フードを置いたままにすると雑菌が繁殖しやすくなる
愛犬が食べ残したフードを置いたままの状態にすると、フードに付いたよだれによって雑菌が繁殖しやすくなるので要注意となります。特に夏場はフードが痛みやすくて雑菌も繁殖しやすく、体調不良を引き起こす原因になることがあるので、気をつける必要があります。
また、ウエットフードを与えている場合は、長時間放置していると食中毒になる危険性もあるので、数十分食べ残していたら迷わず回収するようにしてくださいね。
3.空腹を感じにくくなり好き嫌いが多くなる
だらだら食べをしている犬は、気が向いたときにフードを食べるので空腹を感じにくく「いつでもご飯を食べられる」という安心感からか、がっつきながら自分のフードを食べることが少ないといえます。
そういった愛犬の姿を見て「食欲がないのかな?」と心配になる飼い主はたくさんいるようで、愛犬の食欲をそそる人間の食べ物やオヤツを積極的に与える機会が多くなるそうです。
その結果、美味しい食べ物の味を知った愛犬は好き嫌いが激しくなって、さらにフードを食べなくなってしまうことがよくあります。
愛犬のためを思うと心を鬼にして人間の食べ物やオヤツを与えないようにする必要があるといえますが、フードを食べない愛犬の姿を見ていると心配になってオヤツや人間の食べ物をあげたくなってしまいますよね。だらだら食べは飼い主にとっても悩ましい問題といえます。
4.栄養が偏りがちになる
栄養バランスが取れたフードをちゃんと食べていれば健康管理をしやすいといえますが、愛犬がご飯を残す姿を見て心配になり、食べやすいオヤツやご飯をあげてばかりいると……当然のように栄養が偏りがちになってしまうといえるでしょう。
また、肥満の原因にもなってしまいますし、栄養不足により免疫力が低下したり病気やアレルギーを発症したりしてしまう可能性もあります。
愛犬がだらだら食べをしたり、フードの食いつきが悪かったりする場合は、
- フードの上にトッピングする
- お湯でフードをふやかしてにおいを引き立たせる
- 食べないときはフードを回収して空腹にさせる
といった方法で食欲を出させることをおススメします。
ちなみに私の愛犬の場合は、食欲がないとき馬肉や鹿肉を茹でて、お肉と煮汁を一緒にフードにかけてあげることがよくあります。風味やお肉のにおいで食欲がそそるのか、食いつきが良くなることが多いですよ。犬は肉食の生き物なのでお肉の味やにおいが大好物なのでしょうね。
愛犬がだらだら食べをする場合は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
食欲無さげに、フードをだらだら食べる愛犬の姿を見ると心配になってしまいますよね。実際にだらだら食べはデメリットが多いので、フードにトッピングをするなどして、楽しみながら改善してあげる必要があるといえるでしょう。
また、運動をさせたり遊ばせたりするといった方法もお腹が空きやすくなるので、だらだら食べに効果的な方法といえます。愛犬にあった食欲の増す方法を見つけて、だらだら食べを解決できると良いですね。