お金をかけるべき犬の費用とは?
犬にかかる費用の中には、「そんなにかけなくても大丈夫」なものから、「ここは絶対にかけるべき」ものまであります。今回は、後者のお金をかけるべき重要な犬の費用についてご紹介します。
1.ペット保険料
最近ではさまざまなペット保険が充実していますが、犬を飼っているからといってペット保険は必ず入らなければいけないものではありません。しかし、ペット保険こそ、お金をかけてでも入っておくべきです。
例えば、ちょっとした病気で通院する際、さらに入院や手術をすることになると、高額な医療費がかかります。それをカバーしてくれるのがペット保険です。
中には「病気や怪我をする事がほとんどないから解約しちゃった」という飼い主さんもいますが、シニアに近付くにつれ、一気に病気や怪我、さらに健診の回数が増えてきます。そのたびに高額な医療費がかかるのは、保険料を払うよりも痛手です。
また、保険の中には、他人や他の犬、さらに他の家の車を傷つけてしまった際の賠償責任危険補償特約を付けられる保険もあるので、もしもの時にも心強いですよ。
2.ワクチン摂取・予防薬料金
ワクチン接種の種類はいろいろありますが、狂犬病ワクチンは毎年必ず受けることを国が義務づけているため、犬の飼い主であれば必ず毎年受けさせなければいけません。
しかし、それ以外の混合ワクチンであったり、フィラリア予防薬投与などは義務ではなく任意です。そのため、料金を見て、「こっちは打たなくてもいいかな」と受けることをやめてしまう飼い主も中にはいます。
しかし、混合ワクチンで予防できる感染症にかかってしまうと死に至る危険性もあるため非常に危険です。また、完治しても後遺症が残る場合が多いため、お金がかかっても毎年しっかりワクチン接種することが重要です。
3.医療費
怪我や手術が必要な病気にかかってしまうと、病院で治療を受けなければいけません。そんな時、高額な医療費を請求されることがありますが、やはり大事な愛犬のためには医療費は惜しまないようにしてあげたいものです。
ここで先ほどのペット保険が適用されますが(すべての病気や治療に適用されるとは限りません)、もしもペット保険に入っていなければ高額な医療費を全額支払わなければいけないため、治療を断念するという決断を下さなければいけなくなってしまう恐れもあります。
大事な家族の一員である愛犬の医療費は、できる限りお金をかけるべきです。なるべく良質な治療を受けるためにも、日頃からペット保険でカバーする準備をしておくべきでしょう。
4.ドッグフード
ペットショップに立ち寄ると、さまざまなおもちゃが販売されているので、どうしても可愛い愛犬のために買って帰ってしまいがちですよね。しかし、おもちゃにかけるのであれば、ドッグフードにお金をかけてあげるべきです。
ドッグフードも最近では種類が充実していますが、安すぎるドッグフードの中には4Dミートと呼ばれる不衛生な肉が使われていることもあります。
また、アレルギーを持つ犬の場合は、アレルギーに対応したドッグフードを選ぶ必要があります。「高いから」と躊躇し、アレルギーに対応していないドッグフードを食べさせてしまうと、皮膚が炎症を起こすなど様々な症状を発症してしまいます。
価格が高くても、愛犬に合ったドッグフードを選んであげることが、愛犬の健康を保つために重要ですよ。
5.シャンプー
シャンプーもお金をかけるべき、というよりも、しっかり良い商品を選ぶべきです。犬のシャンプーは雑貨扱いであることをご存知でしょうか。そのため、使われている材料や成分を表記しなくていいのです。
すると、犬用シャンプーの中には、実際にどのような成分が含まれていてもわかりません。中には、洗濯洗剤と同じ成分の犬用シャンプーもあるほどです。
そのため、少し価格が高くても、商品のパッケージにしっかり使われている材料が記載されていたり、ホームページに詳しく説明が記載されているシャンプーを選ぶべきでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。もちろん、犬のおもちゃやおやつなど、娯楽に関係する部分にお金をかけることが悪いということではありません。しかし、そこにお金をかける前に、まず愛犬の健康を保つ部分にお金をかけることが大切です。ぜひ今回ご紹介した部分は重要視してくださいね。
ユーザーのコメント
女性 匿名
3匹のシャンプーなどは大変ですが、トリミングサロンの費用が浮く分、他へ回せます。
50代以上 男性 とうめい★
8年目に入って解約したよ。
どのみち医療費100万円の8割(80万)まで保証しないし、
そのために年々増えて、今回8万以上の負担を考えると、
どうかなと思って継続しなかった。
ペットは人間と違って、社会保障的な健康保険は確かにないけど、
結局、100万からの急な出費に耐えられない人が保険に入ればよいだけの話。
保険が無くても医療費の負担に耐えられるくらいの資産のある人には、
正直、保険は不要です。