小型犬と大型犬の違い
体重が5kg以下の犬のことを超小型犬と言います。体重が5kg~10kgくらいまでの犬のことを小型犬と言います。体重が10kg~25kgくらいまでの犬のことを中型犬と言います。
そして、体重が25kg以上の犬のことを大型犬と言います。80kgや90kgにもなると、超大型犬と言うこともあります。体重5kgの小型犬と体重25kgの大型犬を比べると、体重の差は20kgもあります。見た目の大きさもかなり違います。
体高もある大型犬であると、ただ立っているだけでも、大きいなと感じるものです。小型犬の柴犬、大型犬の秋田犬。同じ日本犬でも、一緒に並んで比べてみると、大きさの違いを実感します。
では、このように、カラダの大きさの違いがある小型犬と大型犬が一緒に暮らすためには、どのようなことに注意したら良いのか、詳しく解説しましょう。
小型犬と大型犬が一緒に暮らすために
1.「じゃれ合い」に注意!
犬同士、じゃれ合って遊ぶことがあります。ただのじゃれ合いも、小型犬と大型犬では注意が必要です。大型犬が小型犬にじゃれついたとき、小型犬が転倒し、脱臼や骨折などの大きなケガをしてしまうことがあるかもしれません。
ほんの少しじゃれついただけでも、小型犬にとって、大型犬の力は強いものです。体重や体格の差が大きい犬同士である場合には、特に注意が必要です。
2.「甘噛み」に注意!
大型犬の甘噛みを経験されたことはありますか?私が大型犬と遊んでいたとき、少し興奮していたのもあるのですが、手に大きなミミズ腫れができる程度でした。大型犬にとっては甘噛みでも、小型犬を傷つけてしまうことがあるかもしれません。
じゃれ合いや遊びがヒートアップし、少し噛む力が強くなってしまったことで、ひどいケガを負わせてしまうことがあるかもしれません。お互いに興奮してしまったときは、犬同士を放し、落ち着かせるようにすると良いです。
3.「性格」に注意!
体格差のある小型犬と大型犬でも、社交的な性格の犬同士であったり、穏やかで優しい性格の犬同士であったりすると、上手く付き合うことができます。小型犬の方が穏やかで、大型犬の方が攻撃的である場合、小型犬を傷つけてしまうことが起きやすいかもしれません。逆に、小型犬の方が攻撃的で、大型犬の方が穏やかであることもあります。
うちの愛犬たち(超小型犬と中型犬)がそうなのですが、小型犬が大型犬に思いっきりじゃれついても、大型犬の方はそれほどダメージを感じている様子ではありません。少しだけ“鬱陶しいな…”と感じているかもしれません。ただ、小型犬だからといって、噛む力が弱いわけではありません。攻撃的な小型犬が噛みつけば、大型犬もひどく傷ついてしまうかもしれません。
4.先住犬のことを考えて迎える
小型犬と大型犬を同時に迎える場合には、似た性格の犬同士を選ぶと良いのではないかと思うのですが、先住犬がおり、後から新しく犬を迎えることもあるかと思います。そのようなときは、先住犬のことを考えた上で、新しく迎える犬を選ぶと良いのではないでしょうか。
活発で遊ぶことが大好きな先住犬なのであれば、同じように活発で遊ぶことが大好きな犬種を新しく迎えると良いと思います。ただ、犬種による性格や特徴はあるものの、全ての犬が同じような性格を持って生まれてくるとは限りません。穏やかだと思っていたのに暴れん坊だった、なんてこともあります。
まとめ
小型犬と大型犬を一緒に飼うことはできます。ただし、多頭飼いをするときは、カラダの大きさや性格などに限らず、犬同士がお互いに安全に暮らせるよう、基本的なしつけをしっかりと行う必要があるのではないでしょうか。