犬が迷子になりやすいシチュエーション①「庭に放しておいた」
「庭に放しておいたら、いつの間にかいなくなっていた」
そう話す飼い主さんはとても多いそうです。実際、犬が迷子になった場所の第一位は「自宅」です。なぜ自宅で迷子になるのか、不思議に思われるかもしれません。飼い主さんの目が離れた隙に、自宅の庭から出て行ってしまった、というのが主な原因です。
庭に放しておいたということは、飼い主さんが愛犬の様子を見ていなかった、ということです。また、庭に繋いでおいたけれど、リードや鎖が切れていなくなってしまった、というケースも多くあります。
庭で自由に遊ばせてあげたいという気持ちはよく理解できます。しかし、愛犬の様子をしっかり見張っていてください。庭から出て行ってしまうだけではなく、思わぬケガや事故が起きてしまう可能性だって十分にあります。愛犬の安全と命を守るため、決して、放っておかないでください。
犬が迷子になりやすいシチュエーション②「来客があるとき」
「来客があり、玄関を開けた瞬間、犬が飛び出し逃げてしまった」
先に、犬が迷子になった場所の第一位は「自宅」であると話しましたが、室内から飛び出し、逃げてしまい、迷子になるケースも多いです。こんなとき、「待て」「止まれ」「戻れ」などの指示に確実に従うことができれば、迷子になってしまうことはありません。
来客があるときは、飼い主さんの様子や行動にも変化があります。犬もソワソワと落ち着かない気持ちでいるかもしれません。インターホンの音に興奮してしまうかもしれません。来客があるとわかっている日は、ケージの中で過ごさせるようにする、他の部屋で過ごさせるようにするなど、対策をする必要があるのではないでしょうか。
犬が迷子になりやすいシチュエーション③「窓を開けていた」
「網戸を突き破って外に出て行ってしまった」「少しだけ開けていた窓を器用に開け、外に出て行ってしまった」
このようなケースも多く発生しています。室内の掃除をしている間、窓を少しだけ開けていることがあるかもしれません。換気のため、網戸にしていることがあるかもしれません。そんなときは、犬が窓や網戸を開けてしまうことがないよう、ストッパーなどを利用し、対策をしておく必要があるのではないでしょうか。網戸を突き破ってしまう犬は意外と多いようで、特別な対策が必要です。
犬が迷子になりやすいシチュエーション④「祭りに出かける」
犬の迷子が発生しやすい時期は、8月(夏)であるとされています。夏まつりや花火大会など、祭りごとが多く開催される時期です。帰省される方もいらっしゃるでしょう。子供さんが夏休みだという方もいらっしゃるでしょう。愛犬も連れて祭りに出かけよう、そんな計画を立てることがあるかもしれません。
しかし、祭りごとには“大きな音”と“人混み”がつきものです。犬にとって、恐怖とストレスを感じずにはいられません。花火や太鼓や音楽の大きな音を聞き、驚き、恐怖のあまり逃げ出してしまうケースが多いです。
人混みの中、迷子になってしまった犬を見つけることは、そう簡単なことではありません。保護される可能性は高いですが、ケガや事故に巻き込まれてしまう可能性が高いです。
祭りを楽しむことができる犬もいるかもしれませんが、基本的には、犬にとって不安や恐怖やストレスでしかありません。ぜひ、人間だけで楽しみ、犬はお留守番させてあげてはいかがでしょうか。
まとめ
犬が迷子になりやすいシチュエーションには、
- 庭に放しておいた
- 来客があるとき
- 窓を開けていた
- 祭りに出かける
などがあり、この4つはワースト上位のシチュエーションをご紹介しています。
マイクロチップ・迷子札・鑑札・注射済票などは利用されていますか?鑑札や注射済票は、首輪やハーネスに取り付けておくことが飼い主としての義務です。愛犬が迷子になってしまっても、保護され、すぐに自宅に戻ることができます。迷子にさせてしまわないための対策をしっかり行いましょう。