犬が散歩中に地面にある物を食べちゃう時のしつけ方

犬が散歩中に地面にある物を食べちゃう時のしつけ方

お散歩中の拾い食いをやめさせるためには、どのようなしつけや対策が必要なのか、まとめました。しつけはもちろん、飼い主さんによる管理も必要です。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

お散歩中の拾い食いをやめさせるために

並んでお散歩する二頭のラブラドール

1.普段から盗み食いや拾い食いをできない環境に整えること

犬が落ちているものを口にしてしまうのは、お散歩中だけではありません。お家の中でも同じように、床に落ちている人間の食べ物のカス、テーブルの上に置かれている食べ物の盗み食い、ゴミ箱の中のお菓子の袋を舐める、などして、飼い主さんが与えているつもりはないのに何かおいしいものを口にしている可能性があります。

犬には、落ちているものを口にすることに対して、“汚い”という概念がありません。そのため、お家の中だろうと外だろうと、食べ物が落ちていれば口にすることは自然なことです。お家の中でも盗み食いや拾い食いをすることがある犬は、外でも同じように拾い食いをすることが多いでしょう。食べられるもの、おいしそうなものがあれば食べるという習慣がつき、食べ物は飼い主さんがくれるものという意識が育ちません。

お散歩の中の拾い食いをやめさせるためには、お家の中でも盗み食いや拾い食いができないよう、片付けや掃除を徹底し、よい環境に整えてあげましょう。そして、ごはんを与える時も、「ごはんは飼い主さんが分け与えてくれるもの」と犬が思えるような与え方をしましょう。お散歩中は飼い主さんがしっかりと前を見ながら散歩をし、愛犬が興味を示すだろうけど近づいて欲しくないものや食べ物が落ちていたら、それを避けて通ったりお散歩のルートを変えたりしましょう。

2.「ダメ」と指示されたらやめることができるようにしつけること

犬は、お散歩中、地面のニオイを嗅ぐことが好きですよね。気になるニオイがあるのかもしれません。いろんな情報を得ようとしているのかもしれません。ですが、地面には何が落ちているかわかりません。食べ物だけではなく、犬や猫や鳥などの糞尿が落ちていることもあります。農薬や薬品が落ちていることもあります。駆虫剤やタバコが落ちていることもあります。

犬が鼻を近づけるだけでも危険なものもありますし、体に害のあるものを舐めたりしてしまっては大変です。ニオイを嗅ごうとしたとき、「ダメ!」「やめなさい!」などと飼い主さんが言えばサッとニオイを嗅ぐことをやめられるよう、基本的なしつけを行っておくことが必要です。しっかり指示に従うことができれば、舐めることも拾い食いをすることも防げます。

3.飼い主さんや家族以外の人から食べ物をもらわないようにしつけること

飼い主さんや家族の許可がなければ、食べ物を口にしてはいけない。そのようにしつけておけば、お散歩中の拾い食いを防ぐことができます。他人から勝手に食べ物をもらうこともなくなります。

しつけておくことで、もし、誰かが犬に食べ物を与えようとしても、犬は決して口にしようとはしません。食べたいと思っても、“もらってもいい?”、“食べてもいい?”と、飼い主さんや家族にお伺いを立てるようになります。そうしたら、“食べていいよ”と言ってあげればいいのです。

完璧にしつけることはなかなか難しいかもしれませんが、決してできないしつけではありません。犬は信頼している人に対してはとても忠実な動物です。しっかりとした信頼関係を築き、愛犬を信じて、しつけてみましょう。

犬はなぜお散歩中に拾い食いをしてしまうのか

お散歩する柴犬と女性の後ろ姿

冒頭でもお話したように、犬には、落ちているものを口にすることに対して、“汚い”という概念がありません。食べるということは、生きるということです。食べなければ、生きることができません。人間と暮らすようになり、飼い主さんや家族から確実に食べ物をも与えてもらうことができるようになりましたが、生きるために食べるという自然な欲求を、抑え付けることはできません。拾い食いであれ、お皿に入ったフードをもらうであれ、犬にとっては食べ物があるから食べるという点で同じです。そのため、愛犬が拾い食いをしてしまわないよう、飼い主さんの管理と愛犬がしようとしていることをやめさせることができるしつけが必要不可欠なのです。お散歩中に落ちているものの中には、毒性のあるものもあります。犬の命を奪ってしまうことがあります。

実際に、管理と愛犬がしようとしていることをやめさせることができるしつけ駆虫剤を口にし、治療が必要になる犬が少なからずいます。亡くなってしまう犬もいます。寄生虫や感染症の恐れもありますし、下痢や嘔吐などの体調不良を起こすこともあります。何が落ちているかわからないからこそ、愛犬の行動をよく見て、お散歩中は周りの様子にも気を配るようにしましょう。

まとめ

お散歩するダックスフンドとキャバリア

お散歩中の拾い食いをやめさせるためには、

  • 普段から盗み食いや拾い食いをできない環境に整えること
  • 「ダメ」と指示されたらやめることができるようにしつけること
  • 飼い主さんや家族以外の人から食べ物をもらわないようにしつけること

など、サポートやしつけが必要です。

お散歩中、スマートフォンを見ながら歩いている飼い主さんをよく見かけます。愛犬や周りの他の犬や人が大変迷惑しています。愛犬が拾い食いをしてしまっても気づくことができません。お散歩のときくらい、愛犬に集中してあげませんか?

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    散歩中の歩きスマホ、飼い主失格ですね。犬の安全を守る為にリードしてんのに犬そっちのけでスマホ注視。スマホ見るなら散歩すんな!です。犬はどんな行動するか分からない、だからこそ飼い主が必要なのです。散歩の時ぐらいスマホ置いてけよって言いたいですね
  • 投稿者

    男性 匿名

    >飼い主さんや家族以外の人から食べ物をもらわないようにしつける

    公園のお散歩仲間で、おやつをあげる人たちがいると、断るのは難しいですね?
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