1.少しずつ慣れさせる
歯磨きやブラッシング、爪切りなど、犬のお手入れに共通していえることは、『少しずつ慣れさせる』ことが大切だということです。いきなり全部の歯を磨く。全部の爪を切る。といったように犬が慣れていないのにもかかわらず、初めから全工程を行おうとすると、怖がったり不安を感じたりして嫌がる可能性が高いといえます。
ですので、怖がらないように安心感を与え嫌がられないようにするためには、少しずつ慣れさせる必要があります。例えば歯磨きをするときは、初めは口を触られることに慣れさせる。歯ブラシではなくガーゼなどを使って優しくマッサージをし、歯磨きをすることに慣れさせる。といったように段階的に慣れさせると、犬が歯磨きを受け入れやすくなりますよ。
2.無理強いしない
犬が嫌がっているときに無理やりお手入れをしようとすると、さらに犬は嫌がるようになってしまいます。もし、お手入れをしている最中に愛犬が嫌がった場合は、一旦中断するかその日のお手入れは中止し、次の日にまたお手入れを行うようにしましょう。
お手入れは『嫌がる思い出・怖い思い出を作らない』ということが大切となりますので、お手入れをするときは無理強いをしないように気をつけてくださいね。
3.時間をかけすぎない
犬は人間と比べると、集中力が途切れやすい生き物です。ですので、時間をかけてお手入れを行っていると集中力が切れて暴れたり、疲れて嫌がったりすることがよくあります。トリミングやシャンプーなど時間がかかるお手入れを行う場合は、こまめに休憩を挟んでなるべくリラックスした気持ちをキープさせることを心がけましょう。
お手入れをするのに慣れるまでは、爪切りや歯磨きに時間がかかってしまうと思います。そういったときは一日で全部お手入れしようとせずに一日2本だけ爪を切る。一日3本だけ歯を磨く。といった具合に一回の時間を少なくしてお手入れを行うと、犬が嫌がりにくく我慢してくれやすくなるのでおススメですよ。
4.こまめにお手入れをする
お手入れはなるべく毎日こまめに行う方が良いといえます。なぜなら、こまめにお手入れをしていると汚れが溜まりにくいので、一回のお手入れにかかる時間を減らすことができ、愛犬への負担を軽くすることができるからです。
例えば、軽くでも良いので毎日ブラッシングを行うようにしていると毛玉や汚れが溜まりにくくなるので、お手入れを簡単に済ますことができ、時間もあまりかからないといえるでしょう。
一方で、週一回だけブラッシングを行うようにしている場合は、毛玉ができたり毛に汚れが固まってたりして取れなくなってしまうことがあります。
その結果、ブラッシングに時間がかかったり酷いときは毛玉や汚れを取るときに苦痛を与えてしまったりする可能性があり、愛犬に嫌がられやすくなるといえます。
少し面倒に思うかもしれませんが、『こまめにお手入れをする』のは良いお手入れをするコツの1つといえるでしょう。
5.終わった後はご褒美を
お手入れを嫌がられないようにするためには、犬に『お手入れ=楽しい時間』と思わせることが大切となりますので、お手入れが終わったらご褒美としてオヤツをあげたり思い切り褒めたりしてあげましょう。
そうすることで「お手入れを頑張ったら褒めてもらえる」と感じるようになり、お手入れを受け入れやすくなってくれますよ。
まとめ
犬のお手入れを行うときは、嫌なイメージを抱かせないようにすることが大事といえるでしょう。
無理やりお手入れを行わないで少しずつ慣れさせる。ご褒美をあげて楽しいイメージを作る。なるべく時間をかけないで済むように心がける。
といった感じで犬に負担をかけないようにお手入れを行うようにすると、嫌がりにくくなるといえますよ。
お手入れに慣れるまでは上手くいかずに焦ってしまうこともあると思いますが、愛犬と一緒に少しずつ楽しみながら行うようにしてくださいね。