老犬介護でしておきたい3つのこと
1.ペットシッターや獣医などに相談
老犬の介護は体力や精神力が削られていきます。どんなに愛していても、そこは仕方のないことです。そのため、介護をしている飼い主さんが追い詰められてうつ病になってしまうことも少なくありません。そんなときは周りを頼ったり、ペットシッターさんや獣医さんに現状を説明したりして、アドバイスをもらったりすると良いでしょう。介護のコツや便利グッズを教えてもらったり、老犬の健康状態の不安を聞いてもらったりしてください。
注意してほしいのは、ペットシッターさんや獣医さんに話すのはあくまでアドバイスをもらうためであって、話を聞いてほしいだけの場合は友達や家族などと話をした方が良いでしょう。老犬専門のペットシッターさんや、デイケアなどもあるので調べてみるといいですね。
2.できる範囲を決めておく
老犬介護をする場合には、自分自身でできる範囲を決めておくことも大切です。自分ができること以上のことをやろうとすると、飼い主さんがつぶれてしまいます。
例えば、夜鳴きがひどいときには家族で交代で見守ったり、あまりにも介護に疲れてしまった場合は日中にデイケアへ連れて行ったり、ペットシッターさんを雇って休憩をとる、などができると思います。
もしできることが限界を超えてしまい、家族やペットシッターさんにも限界が出てきた場合は、老犬ホームを選択肢にいれることも考えてみてください。一見するととても可哀想なように見えますが、健康状態の悪化や精神的な不安などをケアしてくれるスタッフが常駐していることが多く、場合によっては家ですごすよりも安心できることがあります。
一時的に預けることができる施設もあるので、犬の様子を見て健康状態が比較的良いときに数日預けるだけでも飼い主さんに余裕ができると思います。
3.誰かが最期を看取れるようにする
最期を看取ることができなかった場合、愛犬が亡くなった後に後悔する方が多いようです。「ひとりぼっちで寂しくなかっただろうか」「寂しい逝ってしまったのではないか」そう思ってしまうのは仕方ないと思います。
そのため、できるだけ最期を看取れるように家族で交代して見守ったり、家族が無理であればペットシッターさんなどを雇ったりして、人がいる状態を作ってあげるのもいいでしょう。ペットシッターさんは普通のペットシッターさんでは老犬はお断りされることもあるので、老犬専門または老犬の扱いも慣れているペットシッターさんを探しておくことをオススメします。
どんなに介護を頑張っていても寝ている間に亡くなったり、少しでかけている間に亡くなったりする場合もあり、必ず看取れるわけではありませんよね。自分で看取りたい気持ちもわかりますが、どうしても無理なときは誰かに頼って、せめて犬がひとりにならないようにしてみてはどうでしょうか。
介護は若いうちから考えておく
老犬の介護は体力と精神力、そして場合によってはお金もかかります。病気や怪我のリスクもあがり医療費がかかります。またペットシッターさんを雇ったり老犬ホームを利用したりする場合もお金が必要になります。
犬が若くて元気なうちから、もし老犬になり介護が必要になったらどういうふうにするかを家族で話し合っておくと良いでしょう。ちょっとした犬の老後貯金をしておいてもいいかもしれません。
まとめ
私にも2年ほど老犬介護をした経験があります。どんなに一生懸命介護をしても亡くなった後にはああすればよかった、こうすればよかったと後悔は出てくるものです。
でもあらかじめ後悔しないように、と考えて行動することも大切です。飼い主さんがつぶれてしまわないように、そして愛犬にとっても良い環境になるように周りと相談しながら介護を行えるのが理想ですね。
少しでも愛犬のために動くことが後悔をしないことに繋がるのではないかと思います。できるだけ後悔をしないように介護をしていきたいですね。