1.お散歩かと思ったのに…
飼い主さんがおでかけの準備をしている!
チャックを閉める音、クローゼットを閉める音、これは「お散歩」に違いない。
ところが、待てども待てどもボクに「リード」を付ける気配がない…。
さらには「お留守番、よろしくね!」なんて言って、ボクを置いて出かけてしまったではないか!「お散歩」だと思ってたのに~!
その週の土曜日、今日は飼い主さんはお休みの日だって知ってるよ。チャックを閉める音、クローゼットを閉める音、今こそは「お散歩」に違いない!リードを付けてくれたぞ、よしよし。さぁ出かけよう!
…え?待って待って、この道は「お散歩」じゃないぞ…?ガーン!今日は「病院」じゃないか!!「お散歩」だと思ってたのに!!!
ーこのように、お散歩に行けると思っていたのに自分だけお留守番だったり、実は病院へ行く日だったりすると、ワンちゃんはかなりゲンメツしてしまうかもしれません。
我が家の愛犬もお散歩に行けると思っていたのに違った日は、お出迎えのときの声に「何で連れて行ってくれなかったの~?!」という不満がにじみ出ているような気がします。また、たどり着いた先が動物病院だったときの表情が、明らかにゲンナリしているのもわかります。
2.お…重たい…!!!
飼い主さんと一緒に眠るのは、毎日の幸せ。
でもね…ボクの体は飼い主さんよりも小さいからさ、寝返りのときにボクを潰してることがあること、飼い主さんはご存じなのでしょうか…?
ほらまた!飼い主さんの足が来たぞ!ぐぬ~、重た過ぎる…やっぱりリビングで寝ようかな…。
―愛犬と一緒に眠るご家庭も多いかと思いますが、寝ているときに愛犬を腕や足で潰していませんか?寝ている人間の腕や足はとても重たいので、上に乗られて潰されてしまったらワンちゃんもゲンナリしてしまいます。
大型犬ならばまだ安心ですが、小型犬は窒息やケガの原因になるので注意が必要です。寝ているときは無意識なので、気を付けようがないのですが…。
体の小さい小型犬の場合は飼い主さんの眠るスペースに愛犬用ベッドを置いて、そこで寝てもらう習慣を付けた方が安心ですね。
3.お顔がモミクチャになっちゃう~
飼い主さんに撫でてもらうのはすごく気持ちが良くて好きなんだけど、よく飼い主さんは、ボクのお顔や耳をモミクチャにマッサージしたがるんだよね…。
おめめもほっぺもびよーんとなって、ヘンな顔になっちゃってるボクもカワイイのは知っているのだけどさ!せめて、ボクが寝ているときにちょっかいを出してくるのはやめてほしいなぁ~なんて思います。
―かわいさのあまり、愛犬の顔をモミクチャに撫でまわしたくなってしまいますよね。しかし、度が過ぎると愛犬にゲンメツされてしまうかもしれません。
寝顔がかわいくて、ついちょっかいを出してしまいたくなる気持ちもわかりますが、眠たいのに眠れなくなってしまうワンちゃんからしてみれば、ちょっと迷惑ですよね。
顔やマズルなど、どこを触られても大丈夫な犬にしつけをしておくことは大変重要ですが、基本的に犬の顔や耳、口元などはとても敏感な部位です。犬は触られることをガマンすることはできますが、あまりモミクチャにしてしまうと不快感が強くなってしまいますのでご注意を!
4.この格好は不本意です
飼い主さんは「カワイイー!」って喜んでくれるのだけど、イベントごとにコスプレ&写真撮影が開催されるのが、これまた大変。
今回はどうやら、カボチャの被り物をされるみたいだ…耳が聞こえづらくて、うっとうしいなぁ…。それに、いろいろ着させられてお外に行くのは暑いし、動きづらくて大変なんだ。
―最近ではワンちゃん用のコスチュームも豊富に売られていますので、季節に合わせて写真撮影をしている飼い主さんも多くいらっしゃいます。犬友達と大集合して、おでかけを楽しむのも華やかで楽しいですよね。犬にコスチュームを着させるときには、
- サイズが合っているか
- 皮膚に刺激のある素材ではないか
- 愛犬のストレスになっていないか
- 長時間着させていないか
- 体温調節はできているか
などに十分注意して、安全に楽しみましょう。愛犬の自前の毛皮やシッポが、すでに十分ステキであることを忘れずに★
5.そ…そんなに見つめないで…
さっきから飼い主さんが、ボクのことをじーっと見つめているのですが、ボクはどうして良いのかわからなくて、ドキドキしてしまいます。
困ったなぁ、飼い主さんはボクにどうしてほしいのだろう?ボクはじっと目を合わせていると、不安になってしまうんだよ…。
―犬にとって「目を合わせ続けること」は敵意を示すボディランゲージです。犬は基本的に争いを好まない動物なので、敵意のない相手と目が合ったときにはわざと目をそらしたり、おなかを見せて転がったりして「敵意はないよ」と伝えます。
人間にとって「目を合わせること」は誠意を表すものですが、犬にとっては不安になってしまう行為なのです。見つめていたい気持ちもわかりますが、愛犬がとまどってしまわないよう目を直視し続けないようにしましょう。
まとめ
今回は、愛犬が実は飼い主に幻滅していること5つを考えてみました。
- 自分だけお留守番だった(お散歩じゃなかった)
- 寝返りをうった飼い主さんに踏まれる
- 顔や耳をいじられる
- 被り物やすごい服を着させられる
- じっと見つめられる
などは、ワンちゃんにとってはちょっとゲンメツな行動かもしれません。
私の愛犬は、1つ目の「お散歩に行けなかったとき」のゲンメツ度はすごく高いようで、私が帰宅したときのお出迎えにも不満や訴えが爆発しているように感じます…。
かわいさのあまり寝顔をいじってみたり、コスプレ写真を撮ってみたり、困っている顔も可愛くて見つめてみたりしてしまうのですが、きっと愛犬もゲンナリしているのだろうなと思います…ごめんね…!
みなさんも、愛犬のストレスにならない程度でほどほどにしましょう!