まずチェック!人気の名前ランキング
そもそも、今はどんな名前が人気なのでしょうか?毎年11月1日の「犬の日」に合わせ、大手ペット保険会社が犬の名前ランキングを発表しています。これは、その年に保険に新規加入した0歳のわんこの名前を集計、ランク付けしたものです。2019年のランキングを見てみましょう。
「ココ」「モモ」「マロン」が不動のベスト3
総合では、1位「ココ」、2位「モモ」、3位「マロン」となっており、このベスト3は昨年度から変動がありません。ベスト10全体を見てみても、昨年12位の「マル」が10位にランクアップしている他は、ベスト10内での変動があるだけで、大きな人気傾向の変化はないといえるでしょう。
男の子では「レオ」
男の子のランキングでは、総合で7位の「レオ」が1位となっています。次いで、「ソラ」、「コタロウ」と続きます。総合ランキングにはない男の子ならではの名前としては、「コテツ」が8位、「フク」が9位、「カイ」が10位にランクインしています。
女の子では「モモ」
総合では惜しくも2位だった「モモ」が、女の子ランキングでは1位を獲得しています。その後、「ハナ」、「ココ」と続きます。4位の「サクラ」、7位の「ムギ」などの動植物に由来した名前や、8位の「ナナ」、9位の「リン」など、女の子らしい可愛らしい名前が人気です。
ここを抑えて!理解しやすい名前のポイント
では、一方で、わんこにとって理解しやすい名前とはどんなものなのでしょうか。ここではいくつかのポイントをご紹介します。
短い名前
わんこへの指示、しつけに使うコマンドを思い出してみてください。「マテ」や「オスワリ」など、短くシンプルなものがほとんどですよね。これはつまり、簡潔な言葉ほどわんこにとって聞き取りやすく、理解しやすいということ。
ですから、名前も短くてシンプルなものがベストといえるでしょう。もし長い名前を付けたとしても、普段は簡単なあだ名で呼んであげるのがいいかもしれません。
ア・ウ・オ行で終わる名前
わんこは人間が話す言葉をある程度聞き取っていますが、子音の聞き取りは少し難しく、「ア・イ・ウ・エ・オ」の母音が聞き取りやすいといわれています。また、母音の中でも「ア・ウ・オ」は特に耳に残りやすく、聞き取りやすいのだとか。
これを考慮すると、ベストは「ア・ウ・オ」で終わる名前、そして、母音で終わる名前、もしくは、「ア・ウ・オ」に子音が付いた「カ・ク・コ」などの「ア・ウ・オ行」で終わる名前が、わんこにとっては理解しやすいということになりますね。
身近な人やモノと響きがかぶらない名前
母音と子音の聞き取りの話をご紹介しましたが、わんこにとっては子音の聞き取りは難しいため、同じ母音を持つ音は聞き分けが難しいとされています。つまり、名付けランキング1位の「ココ」と2位の「モモ」は、どちらも「オオ」としか聞き取れないということです。
多頭飼いで「ココ」と「モモ」の両方を付けてしまうと、わんこは自分が呼ばれているのかどうかわからず、戸惑ってしまう可能性があります。同居犬の名前だけでなく、人間の家族の名前やよく遊びにくる友達の名前、また、「ごはん」や「散歩」など、普段よく使う言葉と母音の並びがかぶらないようにすると、わんこも混乱せずに済むかもしれません。
理解しやすい人気の名前とは?
では、ランキング上位の人気の名前のうち、わんこが理解しやすい要素をかねそなえたものは、どれになるのでしょうか。まとめてみると、以下のようになります。
ア・ウ・オで終わる名前
- レオ
- コタロウ
母音(イ・エ)で終わる名前
- カイ
ア・ウ・オ行で終わる名前
- ココ
- モモ
- ソラ
まとめ
いかがでしたでしょうか?せっかくですから、自分の名前は早く覚えてほしいですよね。また、緊急時にも役立つ「呼び戻し」のしつけのためにも、聞き取りやすく理解しやすい名前を付けてあげることは大切です。名前は、飼い主さんから愛犬への大切なプレゼントでもあります。たくさん悩み、考えて、素敵な名前をプレゼントしてあげてくださいね。