犬が緊張してしまうタイミング①「他の犬と出会ったとき」
お散歩中、他の犬とすれ違うことがありますね。遠くに見知らぬ犬がいることに気づいたとき、犬は警戒し、緊張した状態になることがあります。
警戒心が強い犬・神経質な犬・怖がりな犬は、特に強く緊張し、身動きが取れなくなってしまい、その場にうずくまってしまうこともあります。
愛犬や相手の犬の様子をうかがい、あまりにも緊張していたり、不安がっていたり、威嚇するようなことがあれば、すれ違わない方が良いかもしれませんね。しかし、見知らぬ犬とすれ違うことにも慣れさせておきたいものですよね。
犬が緊張しているサイン「あくびをする」
あくびをしていると、眠いのかな?退屈なのかな?と感じてしまいますが、犬は緊張しているときにも大きなあくびをすることがあります。緊張している自分の気持ちを落ち着かせるための行動なんです。
緊張したことでストレスを感じ、しきりにあくびをすることで、ストレスを緩和させようとすることもあります。
犬が緊張してしまうタイミング②「トリミングや病院へ行くとき」
トリミングや病院へ行くとき、ほとんどの犬が緊張してしまうのではないでしょうか。愛犬に、これからトリミングや病院へ行くんだということが悟られてしまったとき、愛犬の様子に変化を感じたことはありませんか?緊張しているサインがみられるかもしれません。
犬が緊張しているサイン「目をそらす」
緊張しているとき、決して飼い主さんと目を合わせまいとし、スッと目をそらすことがあります。不安や恐怖やストレスを感じ、直視したくない気持ちでいるのかもしれません。
トリマーさんや獣医さんと目を合わさないようにする犬もいます。私も「〇〇ちゃん、私とは絶対に目を合わせてくれないんです」と、獣医さんに言われたことがありました。
犬が緊張してしまうタイミング③「預けられるとき」
飼い主さんの仕事の都合などで、ペットホテル・動物病院・家族・友人・知人など、犬を預けなければならないことがあるかもしれません。慣れない環境におかれるわけですから、犬はとても緊張した状態で過ごさなければなりません。
犬を預けることが多い生活環境にあるのであれば、預ける場所や相手は、ひとつに絞っておくと良いかもしれません。そうすることで、犬も少しずつ慣れ、緊張やストレスも軽減されます。
犬が緊張しているサイン「しきりに手を舐める」
ケガをしているわけでもなく、汚れているわけでもないのに、しきりに手を舐めることがあります。それは、緊張しているサインです。預けられている間、ずっと手を舐めて過ごしている犬もいるかもしれません。
日常的に舐める犬の場合、その部分だけが脱毛してしまったり、皮膚に炎症が起きてしまったり、出血してしまうこともあります。何に緊張しているのかを理解し、改善してあげる必要があります。
犬が緊張してしまうタイミング④「爪を切られるとき」
ほとんどの犬が爪切りを苦手としていますよね。爪切りが大好き!爪切りは楽しい!という犬はいないかもしれません。爪切りのあと、おやつがもらえるから我慢する、という犬はいるとおもいます。
犬にとって、爪切りは緊張の時間です。ジッと耐える犬もいれば、鳴いて騒ぐ犬もいます。月に1回程度のことなのですが、強い緊張とストレスを一気に感じる時間ですよね。
飼い主さんが爪切りを苦手としている場合、トリマーさんや獣医さんなど、爪切りに慣れているプロの方に切ってもらった方が、緊張が緩和されることもあります。
犬が緊張しているサイン「耳を後ろに倒す」
爪切りをしている間、ずっと耳を後ろに倒したままでいることがあります。緊張しているサインでもありますし、不安や恐怖を感じていることもあります。
緊張しているからといって、サッと終わらせるために急いで爪を切るよりも、優しく声をかけながら、ゆっくり切ってあげた方が落ち着いて切れることもあります。
まとめ
犬が緊張してしまうタイミングには、
- 他の犬と出会ったとき
- トリミングや病院へ行くとき
- 預けられるとき
- 爪を切られるとき
などがあります。
「緊張しているよ…」というサインを出してくれているときもあります。サインに気づいたときは、その緊張やストレスを少しでも緩和してあげることができるよう、対処してあげたいですね。