犬はおもちゃによってどんな怪我をするの?
誤飲による怪我
遊ぶのが大好きな犬にとって、おもちゃで遊ぶ一時はとても楽しい時間といえるでしょう。はしゃぎながら遊ぶ愛犬の姿を見ると、飼い主である私たちも微笑ましい気持ちでいっぱいになりますよね。しかし、犬がおもちゃで遊んでいるときは危険が少なからず潜んでいますので、なるべく気をつけながら見守ってあげることが大切となります。
では、おもちゃによって犬にどのような危険があるのかといいますと、よくあるのが『誤飲』です。おもちゃを飲み込んでしまうことで腸におもちゃが詰まり『腸閉塞』や『壊死』を起こしたり、胃や腸に尖ったおもちゃが突き刺さって内臓を傷つけたりしてしまうことがあります。
また、誤飲したときにおもちゃが気道を塞いでしまって窒息してしまうこともあるそうです。最悪の場合、命を亡くしてしまうほどの危険に陥ってしまうケースもありますので、愛犬がおもちゃで遊んでいるときはなるべく見守ってあげることをおススメします。
おもちゃの欠片で怪我をする
おもちゃによる怪我は誤飲だけではありません。誤飲でなくともボロボロになったおもちゃの欠片によって怪我をすることだってあるのです。例えば、プラスチックなどのおもちゃは遊んでいる時にボロボロになって、欠片がいくつか散らばることがあります。その欠片の先端が尖っていると口の中が切れてしまったり、地面に落ちた欠片が身体に突き刺さってしまったりして、怪我をしてしまうことがあるのです。
もちろん、尖ったおもちゃを飲み込んで内臓を傷つけてしまうことだって考えられます。ですので、おもちゃを選ぶ際は壊れにくいものを選ぶことが大切といえるでしょう。
危険なおもちゃになる可能性のあるもの
小さすぎるおもちゃ
では、どういったおもちゃが犬にとって危険なものとなるのでしょうか。まずは『小さすぎるおもちゃ』です。愛犬の口よりも小さすぎるおもちゃは、ちょっとした瞬間に飲み込んでしまう可能性が非常に高いので危険といえます。おもちゃを選ぶ際は、愛犬が誤飲しないように丸飲みできない程度のサイズのものを選ぶようにしましょう。
ボロボロになりやすい素材
近年ではさまざまな素材の犬のおもちゃが販売されています。どれも魅力的なおもちゃに見えてしまいますが、『壊れやすい素材』や『ボロボロになりやすい素材』、プラスチックなどの『耐久度が低い素材』のものは、千切れたおもちゃの欠片を誤飲しやすく危険なので、なるべく選ばないようにすることをおススメします。特に薄いプラスチックや布で作られたおもちゃは、すぐに千切れてしまうので要注意です。
また、耐久度があるおもちゃで遊ばせる場合も、安全のために定期的に壊れかけていないかチェックするようにしてくださいね。
美味しいにおいがするおもちゃ
おもちゃの中には、犬の遊び心を刺激するために『犬が好きなにおい』がついているものもあったりします。におい付きのおもちゃは犬の本能や遊び心を刺激するので、とても良いおもちゃといえますが、扱いに気をつけないと誤飲してしまう可能性があるので危険なおもちゃの部類に入るといえるかもしれません。
興奮するほどにおいによる刺激や本能の影響を受けやすいので、愛犬が遊びに夢中になっているときはふとしたときにおもちゃのにおいに刺激されて、パクっと飲み込んでしまわないよう、夢中になりやすい『におい付きのおもちゃ』などで遊ばせる場合は、常に様子を見てあげることが大切といえるでしょう。
まとめ
犬はおもちゃで遊んでいるときに『誤飲』や『おもちゃの破片で怪我をする』といった危険にあうことがあります。このような危険は、飼い主が愛犬に合ったおもちゃを用意してあげる。遊んでいるときは様子を見てあげる。といった対策を行うことでかなり予防することができるといえるでしょう。愛犬に合った安全なおもちゃをプレゼントして、愛犬が今よりももっとおもちゃで楽しく安全に遊べるようになると良いですね。