1.可哀想な道を辿ってきた犬を助けてあげられる
保護犬を家族に迎える最大のメリットといえば、何といっても『可哀想な道を辿ってきた犬を助けてあげることができる』ことだと思います。残念ながら、保護犬はつらい過去を持っていることが多く、虐待をされてトラウマを抱えている子がたくさんいます。
そんな可哀想な運命を歩んできた犬を家族に迎えて、少しでも幸せな時間を過ごさせてあげることは、とても意味のあることだと思いますし、可哀想な犬の命を救う素敵な行為といえるでしょう。
2.成犬の場合性格・持病などがわかりやすい
保護犬は子犬や成犬、老犬まで様々年齢の犬がいます。もし、成犬以上の犬を家族に迎えてあげたいと思っている場合は、『性格や持病がある程度わかっている』というのもメリットの1つといえるでしょう。
例えば、子犬を飼った場合だとどんな性格をしているのかがハッキリ分かりにくかったりします。あなたが大人しい犬が欲しいと思っていても、子犬が育つにつれて凄くヤンチャな性格に成長してしまったら……世話がとても大変に感じたり負担に思ってしまったりするかもしれません。また、子犬が成犬になるにつれて先天性の病気が発覚し、思い描いていた犬との生活とかけ離れてしまった……といったことも稀にあるといえるでしょう。
その点、成犬の保護犬なら性格や持病がある程度わかっているので、自分に合った犬と出会いやすいといえます。ただ、保護犬はつらい過去を持つ子が多いので問題行動を起こしたり、なかなか懐いてくれなかったり、しつけをするのに苦労する場合があるということは理解しておいてくださいね。
3.トライアル期間があるので相性にあった犬が見つかりやすい
保護犬を家族に迎える際には、ほとんどの場合『トライアル期間』という、あなたと保護犬の相性をみるための『お試し期間』を行うことになります。実際に家に保護犬を迎えて数週間一緒に暮らし問題がないか。相性が悪くないか。ということを体験する期間です。
こういったお互いの相性をみる期間は、ペットショップで犬を買った時にはありませんよね?ペットショットで子犬を買う時は、ほとんどの場合お店で簡単なお見合いするだけとなるので、その結果数日暮らしたのちに、「この子犬とは相性が悪そうだ……」となることも少なからずあります。
トライアル期間はお互いに心の準備をするための期間ともいえますので、飼い主にとってだけでなく保護犬にとっても、メリットになるといえるのではないでしょうか?
4.お店で購入するより費用が少なくすむ
こちらは経済的なメリットとなりますが、保護犬は基本的に購入費用がかからないのでペットショップなどで犬を購入した時と比べると費用が少なくてすみます。しかし、購入費用はいりませんが保護犬を家族に迎える時は、保護犬を保護してから譲渡するまでにかかった費用を渡すことがあります。
- ワクチン代
- ご飯代
- 病院代
- 譲渡時にかかる交通費代
など、保護犬にかかった費用がある場合は、これらの費用を負担する可能性が高いといえます。とはいえ、お店で子犬を購入して後日ワクチンなどを行うことを考えると、保護犬の方が費用は少なくすむことが多いといえるでしょう。
5.心を開いてくれた時に幸せ・充実感を凄く感じられる
先ほどもお伝えしましたが、保護犬の多くはつらい過去も持っています。ですので、なかなか心を開いてくれなかったり、過去の出来事を思い出して問題行動を起こしてしまったりすることがあり、世話がとても大変になる可能性が考えられます。
私の愛犬は元保護犬なのですが、実際に家に迎えた当初はふとした時にビクビク怯えたりご飯を全然食べなくなったり、狭い場所に潜り込んでずっと隠れたり……といった行動をよく起こしていました。また、私は以前ペットショップで犬を迎えた経験もあるのですが、ペットショップで子犬を迎えた時と比べると、つらい経験をしてきた保護犬は世話をするのが大変だと感じました。
しかし、少しずつ心を開いて懐いてくれるようになった時は大変だった分、幸せや充実感を得ることができ「この子を家族に迎えて良かった!」と改めて思えました。嬉しそうにはしゃぎながら散歩をする姿を見ると、あなたもきっと「保護犬を迎えて良かった」と心から感じることができると思いますよ。
まとめ
今回は保護犬を飼うメリットを5つご紹介しました。一番のメリットはやはり『つらい過去をもつ犬を幸せにしてあげられる』ということではないでしょうか。ただ、保護犬を家族に迎えるのはとても大変なことでもありますので、デメリットや気になった保護犬のことをできる限り調べた上で、保護犬を家族に迎えるかどうか決めることをおススメします。