室内で犬を飼う時の4つのNG行為
1.タバコを吸う
タバコの話になると必ず出るのが主流煙と副流煙による健康被害です。主流煙はタバコを吸っている人が吸い込む煙のことです。副流煙とはタバコの先から出る煙のことで、有害物質が約3倍〜5倍多く含まれていると言われています。副流煙は人間だけでなく犬にも影響があるという報告があり、肺がんや鼻腔がん、副鼻腔がんなどの発生率が増加したと言われています。
また犬種によってがんが発生しやすい場所が違っていて、鼻が長い長頭種では発がん性物質にさらされる鼻の面積が広いため、鼻のがんになることが多いようです。短頭種、または中頭種は煙を吸い込み肺まで入りやすいので肺がんになりやすいと言われています。
2.小物を片付けない
誤飲による窒息や薬の中毒症状、内臓を傷つける事故、などは少なくありません。例えば子ども用の小さなブロック型のおもちゃは犬の大きさにもよりますが、大体の犬は飲み込んでしまえる大きさでしょう。
また飼い主さんが飲んでいる薬などを放置して飲み込んでしまうと、薬が犬にとって有害な場合は中毒症状を起こしたり、薬の硬い包みによって喉や内臓を傷つけてしまうことがあります。小物は使ったらすぐに片付ける、犬を近づけさせない、といったことを徹底してください。
うちの犬は大丈夫、と思っていても絶対ということはありません。犬の口にまるごとおさまるものは大体飲み込めるので気をつけましょう。
3.すべる床をそのままにする
人間にとってはなんてことのない床でも犬にとってはツルツルすべって危険なことがあります。滑って怪我をする、足腰に負担がかかりヘルニアなどの病気になる、などの危険性があります。フローリングは滑りやすいのでカーペットや絨毯、滑り止めマットなどを敷いてあげてください。
注意してほしいのはカーペットや絨毯で毛が長いタイプのものは毛の部分が輪っかになっているタイプのものがあり、爪に引っかかってしまうことがあるので、できるだけ輪っかではなく真っ直ぐ伸びているものを選んでください。
4.においが強い芳香剤・香水を使う
人間にとって心地よいにおいの芳香剤も犬にとっては強い刺激になってストレスの原因になる場合があります。香水も同じようにストレスの原因になることがあるので、もしつけるならなるべく強くないにおいのものにするといいでしょう。
またアロマを使う場合は犬にとって害になるものもあるので、使用する前にしっかりと調べて使ってください。すべてが害になるというわけではないので、調べることが大切です。
調べる中でも確かな情報なのかを確認することも重要なポイントです。多くの情報の中から必要な情報を得るのは難しいかもしれませんが、続けていくと少しずつ慣れてくるので継続してください。アロマの中には犬にもリラックス効果があるものもありますので、上手く活用していくといいですね。
まとめ
人間にとっても害になることの多くは犬にも当てはまります。副流煙は犬にも影響があることを知らなかった方もいるかもしれません。もし副流煙を吸わせてしまっているならすぐに犬のいる場所でタバコを吸うのはやめてあげてください。
またフローリングや芳香剤やアロマなど人間にはなんてことのないものも場合によっては害になることもあります。今回は主なNG行為を挙げましたが環境や犬の性格によってはさらに多くのNG行為があるかもしれません。犬にとってどういったことが不快なのか、害になるのか日頃から確認したり調べたりすることが大切です。
すでにやってしまっているならすぐにやめて、どう改善するのかを考えるといいでしょう。なにがNG行為なのかは1日でも多く犬と元気に楽しく暮らすために知っておくと良い情報なので意識しておいてください。