褒めて育てる!犬の飼い方のコツ5つ

褒めて育てる!犬の飼い方のコツ5つ

家族として子犬を迎えたら、教えなければいけないことがたくさんあります。愛情たっぷり注いで、たくさん褒めて育ててあげたいですよね。今回は、褒めて育てる犬の飼い方のコツを5つ、ご紹介したいと思います!

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1.褒めるタイミングを見極める

飼い主に頭を撫でられている犬

正しいことをしている、とわかるように

犬は、人間のように言葉の意味を理解することが出来ません。飼い主さんの表情、声のトーンなどから飼い主さんの意図を読み取ろうとします。ですから、指示にきちんと従っていることを伝えるためには、その瞬間に褒めなければどうして褒められているのか、犬にはわかりません。

例えば、人に吠えないようにトレーニングをしている犬が、散歩の途中ですれ違った人に一切、吠えなかったとします。散歩から帰ってきてから、「知らない人に吠えなくて偉かったね!」と褒めても、犬にはなぜ、散歩から帰った後に飼い主さんから褒められたのか、飼い主さんが喜んでいるのかわからない…と言うことです。

2.犬にとって一番嬉しいことは何かを見極める

飼い主を見つめて座るゴールデンリトリバー

食べ物が嬉しいタイプ

何か新しいことを教えたりするときや、犬が飼い主さんの指示に正確に従ったりして褒めるべき時に「よく出来たね!」というアクションだけでは物足りない食いしん坊タイプです。このタイプには、おやつが何よりもご褒美になり、トレーニングには高い効果を発揮します。

飼い主さんのアクションが嬉しいタイプ

何よりも飼い主さんが大好きで、一日中飼い主さんの姿を目で追うほど、熱烈に飼い主さんが恋しいタイプには、ご褒美のおやつなど必要ありません。

また、ドッグスポーツや盲導犬、介助犬など高い訓練経験を経ている犬ほど、ご褒美のオヤツなど与えなくても、飼い主さんやハンドラーから褒められることで喜びを感じます。このタイプの犬にとって、飼い主さんが満面の笑顔で自分を見て、喜んで、体を撫でてくれるのが最高のご褒美です。こういったトリーツを使わずに、言葉だけで褒める方法は、犬と人間の間にとても強い信頼関係がないと成り立ちません。

3.言葉だけで褒めない

トレーニングをしている犬と男性

犬は、言葉を理解できません。犬を褒めるときは、しっかりと犬とアイコンタクトを取り、心から感情を込めて、「よくできたね!いい子だね!」と全身で表現しましょう。

人間でも、小さな子供さんを褒めるとき、母親がスマートフォンを見ながら、その子供さんを見もせずに「よくできたね、えらいねー」と褒めている場面を見たら、どう思いますか?
犬は、人間の3~4歳児の知能と言われていますが、実際に一緒に暮らしていると、感情の豊かさはそれ以上ではないかと感じることがあります。

4.繰り返し褒める

飼い主に褒められて嬉しそうな犬

トイレトレーニングが完全に身についていても、できれば上手にできたその都度、繰り返し褒めてあげましょう。「良いことをした=褒められる」というサイクルを犬が理解できれば、トイレトレーニング以外の躾にも役立てることができます。

5.メリハリをつけて褒める

飼い主に叱られて悲しげな犬

叱るときも全力で叱る

褒めて育てる、という言葉は、人間の子育てにおいてもよく耳にする言葉です。ところが、この「褒めて育てる」と言う言葉の同意語として、「全く叱らないで育てる」と勘違いしている人も多いように思います。犬の場合は、噛む、飼い主さんの指示に従わない、反抗的な態度をとるなど、飼い主さんが許せない行動をしたときは、毅然と叱らなければいけません。でなければ、褒めることで得られる利点や、効果も薄れてしまいます。

信頼関係を築く

まず、犬に家庭の中で暮らすルールを教える際、犬からしっかりとした信頼を得る必要があります。信頼していない人からいくら褒められても、一時的に犬の感情を動かすだけです。どんなときでも、絶対に飼い主さんの指示に従うように躾けるには、強い信頼関係が必要です。
大好きで心から信頼できて、尊敬している相手から褒められて嬉しくなるのは、人間も犬も同じですね。

犬を褒めて育てるメリット3つ

微笑みあう犬と女性

犬の性格を朗らかにする

飼い主さんや飼い主さんの家族からたくさん褒められる、と言うことはたくさんの愛情を注がれている、と言うことです。犬種によっては、人見知りで警戒心の強い犬もいると思いますが、そんな犬でも犬が信頼している相手から褒められ続けていると、その人の前だけでも明るく、朗らかな一面を見せることがあります。

犬の精神状態が安定する

日頃からたくさん褒められて、自分の行動を肯定されている犬は、自分の存在に自信を持ちます。自分の居場所はここだ、という安心感を持つことで、犬の精神状態が安定し、イタズラや問題行動が改善されます。

人間に対して好意的になる

本来持っている犬の性格にもよりますが、子犬のころからずっと褒められて育てられると、常に笑顔で接してくれる人間に対して、敵意を持たなくなります。

まとめ

満面の笑顔の犬

犬は、人間の感情を表情や声のトーンなどから判断して理解できる動物です。「どうせ言葉なんて通じないだろう」と、犬を見下し、適当に口先だけの言葉で犬を褒めていたら、その適当さを犬は見抜きます。犬と心を通わせたいと思うのなら、言葉だけを口にするのでなく「褒めてあげたい」という感情こそ愛犬に届くようにしっかりとアイコンタクトをして、全力で褒めてあげましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    私から言わせればコツではなく当たり前のことです。犬には言葉通じないし聴覚優れてるからテキトーに言ってるか否かすぐ解るし。たかが犬だと侮らないこと。てか飼い主だったら侮らないと思いますが
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