犬が飼い主からイジワルされたと勘違いする行為4つ

犬が飼い主からイジワルされたと勘違いする行為4つ

そんなつもりはまったくないのに、わんこからしてみたら「イジワルー!」と思われてしまうかも?!今回は、犬が飼い主さんから「イジワルされた」と勘違いしてしまいがちな行為をご紹介します。

1.食べているごはんがボクだけ違う!

テーブルのチキンを欲しがる犬

犬は人間のごはんが大好き

当たり前のことですが、犬と人間の食べ物は違います。わんこのごはんも手作りごはん派のご家庭もありますが、ドッグフードを与えているご家庭の方が多いですよね。

しかし、犬は人間の食べ物が大好きです。肉や魚などの食材の匂いがより強く、調味料や油分などを使用しているためよりおいしそうに感じるのでしょう。飼い主さんの手や膝に自分の手やアゴなどを乗っけてみたり、食べている飼い主さんの周りをウロウロしてみたりして、モーレツな「ちょうだいアピール」をするわんこも多いことと思います。

毅然とした態度で

飼い主さんの行動としては、毅然として人間の食べ物を与えないことが正解です。犬のために計算された栄養素のドッグフードの方が、犬にとっては健康食であるためです。犬の食欲は無限大なので、一口与えてしまうともうキリがなくなってしまいます。

しかし、わんこにしてみたら「なんでボクだけ食べられないのだろう…?」としょんぼりしてしまうかもしれませんね。ごめんね、これもキミの健康のためなんだ!

2.時々入れられてしまうゲージ

ケージに入った犬

掃除の時や来客時に

玄関や窓を開け放って、家の空気の入れ替えをしたり大掃除をしたい時がありますよね。そんな時、わんこが脱走してしまわないように一時的にゲージに入ってもらうこともあると思います。

また、家に来客があった時にもゲージに入ってもらえると助かることもあります。わんこが好きなお客さんであれば良いのですが、わんこが苦手な方もいらっしゃいますからね。

災害時のためにもゲージ慣れしておこう

しかし、わんこにとっては「なんでボクだけココに入れられちゃうの?!」と思っているかもしれません。ゲージ慣れしていないわんこであった場合、余計にパニックになってしまうことも。

ゲージに抵抗なく入ってもらえるようにトレーニングすることは、災害時にお部屋の中が危険になった時や避難の際にも役立つ重要なことです。愛犬のために、少しずつゲージ慣れのトレーニングをしておきたいですね。

3.恐怖の爪切りタイム

爪切りされる犬の手

爪切りが好きな犬はいないでしょう

爪切りが好きなわんこは、ほとんどと言っていいほどいないでしょう。犬はただでさえ足先を触られることが苦手な動物なので、バチン!なんて音がする爪切りは恐怖の時間です。

犬の爪の根元からは血管が通っています。誤って深爪をして血管を切ってしまうと痛みを感じますし、結構な量の出血をしてしまいます。過去に爪切りで痛い思いをしたことのあるわんこは特に爪切りを怖がってしまい、暴れてしまったり思わず噛んでしまう子も多くいます。

しかし、爪切りをしないでいると歩きづらくなり、伸びた爪は弧を描いて肉球に刺さってしまいます。そして爪の中の血管も伸び続けてしまい、正常な爪の長さに戻すのが大変になってしまうのです。

音がしないように、ゆったりとした気持ちで

ご家庭で爪切りをする場合は、一度にバチンと切るのではなく、少しずつ爪の角を落とすように切ると恐怖感が軽減されます。

また、飼い主さんの手が緊張して力んだり震えたりしてしまうと、わんこにもその緊張が伝わって怖がってしまいます。飼い主さん自身も力を抜いて、ゆったりした気持ちで行うのがポイントです。

はじめはちょっと切って終わり!でもかまいませんので、少しずつ爪切りに慣れていきましょう。

4.恐怖のお風呂タイム

シャワーで洗われている犬

お顔にシャワーでパニック

プールや川で泳ぐのが好きなわんこもいますが、お風呂タイムともなると様子が違うことも。シャンプーをしてお顔にシャワーをかけられてしまうことが苦手なわんこも多くいます。

たしかに、自分の意図していないタイミングで顔にシャワーをかけられることを想像すると、恐怖してしまう気持ちもわかりますね…。

シャワーの恐怖軽減のコツ

トリミングサロンにお任せするのも一つの手ですが、おうちでお風呂に入れる派の飼い主さんも多くいらっしゃいますよね。サロンに行くまででもないけれど、お散歩での汚れが気になるから洗いたいな、と思うことも多いです。

洗い流しが不十分であると皮膚炎の原因にもなりますので、いかにわんこを恐怖させずにしっかりと洗い流すかを意識することが大切です。

  • シャワーヘッドを犬の体に密着させる(水の音が小さくなるので◎)
  • 顔はスポンジを使用して洗う&流す
  • シャワーの温度は熱すぎず冷たすぎないように
  • 浴槽やバケツにお湯をはって、ある程度のシャンプーを洗い流す

などの工夫で、わんこの恐怖心を軽減させることができます。

まとめ

頭をなでられている焦げ茶の犬

愛犬の健康や安全のための行為の中に、わんこにとっては「イジワルされた!」と勘違いしてしまいがちなものもいくつかあります。人間のごはんをつい与えてしまいたくなりますが、わんこの健康のためにはグッとガマンした方が断然に良いです。一度与えてしまうと、次回からも「もらえるもの」と勘違いしてしまってキリがなくなってしまいます。そして、お風呂やゲージに関しては無理矢理行ってしまうと恐怖心が増して逆効果なので、少しずつ慣れていってもらうことが重要ですね。

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