犬は良きパートナー
犬は人間にとって良きパートナーであり、とても優しい「気遣い」ができる生き物です。もちろん、やんちゃなことやイタズラもしますが、私たち飼い主を愛し、寄り添うように生きています。
セラピードッグや盲導犬など人のために働く犬たちは、その人の人生が豊かになるように多くの素晴らしい気遣いを見せてくれます。そして、私たち愛犬家が家族として共に暮す愛犬も、飼い主さんに対して優しい気遣いを見せてくれることがありますよね。
そんな優しい犬たちが、どんな時にどんな表現で「気遣い」を見せてくれるのか、いくつかお伝えしていきます。
愛犬が飼い主さんに対して見せる『気遣い』3選
1.寄り添ってくれる
犬は飼い主さんの体調が優れない時や疲れが溜まっている時、また精神的に落ち込んで元気が出せない時などに優しい「気遣い」を見せてくれることがありますよね。そんな時に愛犬がそっと寄り添ってくれたことはありませんか?
我が家の愛犬も、私が体調を崩し日中にソファで横になって休んでいると「具合悪いんだね…」と分かるのか、そっと私の足元に来て一緒に休んでくれます。本当は遊んだり、お散歩に行ったりしたいはずなのに、わがままを言わず大人しく一緒に寝てくれるのです。
また、体調が優れない時のお散歩は、歩く歩調をゆっくりペースに合わせてくれたり、犬自身が短いお散歩コースを選んで飼い主さんの負担にならない様、早めに切り上げてくれる子もいるそうです。愛犬なりの「早く元気になってね」と言う気遣いなのかもしれませんね。
2.待っていてくれる
愛犬が「待っていてくれる」という場面も日頃から目にする「気遣い」ではないでしょうか?朝は家族の中で誰よりも先に愛犬自身が目覚めているはずなのに、無理に誰かを起すことなく、家族が起きてくるまで待っていてくれる。また、掃除やお料理などの家事が終わるまで、邪魔することなく、ひたすらに待ち続けるなど、健気な「気遣い」が見られているはずです。
大人しく待っていてくれる時は「いい子だね」「ありがとう」などの声をかけてあげると愛犬も喜んでくれますし、「大人しく待っていることが良いこと」と学習してくれると、吠えたり無駄なイタズラをすることも減る傾向にあります。ぜひ、たくさん声をかけてあげましょう。
3.喧嘩を止める
夫婦喧嘩や兄弟喧嘩を止めに入る犬は少なくないようですね。この「気遣い」の行動は、喧嘩を止めるように見えているだけでなく、本当に止めようとしているのです。もともと群れで生活していた犬は、家族のことを群れの仲間として見ているので、その群れの中での争いごとを仲裁する行動と言われています。
犬は群れの仲間との生活をとても重視する生き物です。喧嘩を止める行為は「みんな仲間なんだし家族なんだから仲良くしたい」という気持ちの表れなのかもしれません。愛犬が一生懸命喧嘩を止めてくれると、フッと気持ちがほぐれ本当に喧嘩が収まったりするものだと思います。犬は家族同士の不仲にとても敏感で、不仲に対してストレスを感じやすい生き物です。愛犬のためにもいつも家族全員、笑顔で過ごしたいものですね。
犬が飼い主に『気遣い』できるのはなぜ?
犬の気遣いは愛情表現のひとつ
地球上には多くの動物が存在しています。犬の様に感情を持つ動物もいれば、犬よりの頭の良い動物もいます。しかし、犬の様に人によく懐き、良いパートナーとして存在し、人に対して気遣いまで出来る動物は犬くらいかもしれません。
犬は上記に書いたように、飼い主が辛い時はそっと寄り添い、喧嘩をしている時は仲裁に入ってくれるなど「気遣い」を見せてくれます。そんなことが出来る理由は、「飼い主さんや家族が好きだから」です。
犬は信頼関係を築いた飼い主さん、また自分のことを愛してくれる飼い主さんと、いつまでも一緒に居たいという願望があります。大好きな飼い主さんが喜んでくれる顔を見るのが犬自身の幸せにも繋がっているのです。犬が飼い主に対して「気遣い」を見せてくれるのは、「健気な愛情表現」なのではないでしょうか。
まとめ
犬との生活は時に大変なこともありますが、やはり心が満たされることの方が多いですよね。愛犬が見せてくれる『気遣い』もそうではないでしょうか?愛犬が私たち飼い主に対して見せてくれる優しい『気遣い』に負けないくらいの愛情を与えてあげましょうね。
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