犬と仲良くなる方法~ステップ①「必ず飼い主さんと一緒に」
犬と仲良くなりたいのであれば、必ず飼い主さんと一緒に犬と触れ合うようにしましょう。庭先や玄関先に繋がれている犬もいますが、その犬は、きっとお留守番をしているところだと思います。飼い主さんが留守の間は、犬の警戒心がより強くなります。
フレンドリーな犬でも、見知らぬ人に対して、警戒心を強めることがあります。そばに飼い主さんがいない犬とは触れ合わないようにしましょう。店先に繋がれ、飼い主さんが出てくるのを待っている犬を見かけたときも、決して安易に近づかないようにしましょう。
犬と仲良くなる方法~ステップ②「自分から近づかない」
犬と仲良くなりたいときは、決して自分から近づこうとはせず、犬の方から近づいてきてくれるのを待ってみましょう。臆病な犬・警戒心の強い犬・人見知りな犬は、遠くから相手の様子をうかがっています。遠くから相手の声を聞いたり、ニオイを嗅いだりすることで、どのような相手なのかを見極めようとしています。
そんなとき、自分から近づいてしまうと、余計に警戒心を強めてしまいます。攻撃されるのではないかと疑ってしまいます。唸ったり、吠えたり、威嚇することがあります。そうなってしまうと、二度と犬の方から近づいてきてくれないかもしれません。仲良くなることができなくなってしまうかもしれません。
あなたの様子をうかがい、あなたの情報を得ることができたら、必ず犬の方から近づいてきてくれます。犬と同じ目線になるようにしゃがみ、笑顔で、優しく声をかけながら待ってあげてください。犬の方から近づいてきてくれたら、次のステップに進んでみましょう。
犬と仲良くなる方法~ステップ③「自分のニオイを嗅がせる」
まだ、あなたの方から犬に触れようとしてはいけません。犬の方から近づいてきた後、犬は、あなたのニオイをしきりに嗅ぎます。さらに、あなたの情報を得ようとしています。あなたのカラダのいろんな場所を嗅ごうとします。
ジッと動かず、犬が満足するまでニオイを嗅がせてあげてください。“この人は安全な人だ”と感じた犬は、あなたの顔をジッと見つめてくるかもしれません。手や顔を舐めてくるかもしれません。しっぽを振っているかもしれません。「こんにちは」の挨拶です。ぜひ受け入れてあげましょう。
犬と仲良くなる方法~ステップ④「自分の手をそっと差し出してみる」
次は、はじめて自分の方からアクションしてみましょう。ジッと待っていることも疲れてしまった頃かもしれません。犬の方へと自分の手をそっと差し出してみましょう。
ニオイを嗅いでくれるかもしれませんし、舐めてくれるかもしれません。急にあなたが動いたことで、ビクッと驚いて、後ずさりしてしまうかもしれません。そんなときは、また犬の方から近づいてきてくれるまで待ちましょう。手を差し出したまま待っても良いと思います。ニオイを嗅ぎにやってきてくれるでしょう。
犬と仲良くなる方法~ステップ⑤「犬に触れてみる」
犬の方へとそっと差し出した手で、犬のカラダや頭にそっと触れてみましょう。いきなりワシャワシャしてはいけませんよ。優しく触れる程度です。触れることを犬が受け入れてくれたら、優しく撫でてみましょう。犬が撫でられることを喜んでいる様子であれば、そのままスキンシップを続けてみましょう。ただし、犬が嫌がる部分に触れないようにしましょう。
耳・しっぽ・手足・マズルなどは、犬が触れられることをとくに嫌がる部分です。敏感な犬や神経質な犬は、飼い主さんにさえも触れられることを嫌がるほど、デリケートな部分なんです。触れることを受け入れてもらうためには、もっともっと時間をかけて仲良くなる必要があります。
まとめ
犬と仲良くなる方法を
- 飼い主さんと一緒に
- 自分から近づかない
- 自分のニオイを嗅がせる
- 自分の手をそっと差し出してみる
- 犬に触れてみる
のステップでご紹介しました。あなたと飼い主さんが親しく仲良くしている姿を見るだけでも、犬が警戒心を解いてくれることもあります。犬と仲良くなりたいときは、飼い主さんの了解と協力を得ましょう。