犬を預けることになった時に配慮すべきこと①「お世話の仕方を伝えること」
愛犬にどのようなお世話が必要なのか。どのようにお世話をするのか。預ける相手にしっかり伝えなければなりません。犬の暮らしたことのある相手であったとしても、お世話の仕方は犬それぞれ違うからです。
食事のお世話
食事に関しては、与える時間帯や量を伝え、一食分ずつ小分けに準備してあると良いのではないでしょうか。与えてはならない食べ物についても伝えておく必要があります。犬と暮らしたことのない相手であれば、つい、人間の食べ物を与えてしまうかもしれません。
犬に与えてはいけない食べ物や、アレルギー等で与えてはならない食べ物を伝えるなど、基本的にはドッグフード以外のものを食べさせてはならないと伝えましょう。普段、愛犬が食べているおやつを準備してあると良いのではないでしょうか。
お散歩や運動のお世話
慣れない環境におかれ、慣れない場所を慣れない人とお散歩することは、犬にとって大きなストレスになります。どんな場所でもどんな相手とでもお散歩や運動を楽しむことができる犬もいますが、そうでないのであれば、控えた方が良いかもしれません。
知人や友人に犬を預け、逃げ出してしまい、帰ることはなかった、なんて話をよく耳にします。室内や庭で運動することが可能なのであれば、ボール遊びをするなどし、自宅に戻ってから、飼い主さんとたっぷりとお散歩や運動を楽しむと良いのではないでしょうか。
トイレのお世話
トイレのお世話が最も大変なのではないでしょうか。他人に犬を預けるのであれば、トイレトレーニングを完璧にしつけてある方が好ましいです。慣れない環境におかれることで、粗相をしやすくなってしまいます。
自分のニオイが一切ない室内で、マーキングをしてしまうかもしれません。マーキングは、オス・メス関係なく、去勢手術の有無に関係なく、自分のニオイをつけるためにしてしまうことがあります。おむつ・マナーパンツ・マナーベルトなど、常に着用し、取り換えてもらうという選択もあります。排泄物の処理をどうするのかも考えなければなりません。
私が実家に愛犬を預けたときは、臭わない袋・トイレットペーパー・チラシ紙・ウェットティッシュ・除菌スプレー・密封容器などを準備し、密封容器にまとめて入れておくようにお願いし、自宅に持ち帰って処理しました。
犬を預けることになった時に配慮すべきこと②「清潔にしてから預ける」
愛犬を清潔な状態にしてから預けるのがマナーであり、配慮すべきことなのではないでしょうか。自宅でシャンプーしても良いですし、トリミングサロンでプロの力を借り、とことんキレイにしてもらうのも良いと思います。普段からこまめなお手入れをしていない場合、耳の中からニオイが発せられてしまうことがあります。飼い主さんでは気づきにくいかもしれません。耳の中の汚れやニオイも確認しましょう。
愛犬の口臭に要注意!
愛犬の毎日の歯磨きはされていらっしゃるでしょうか。犬にも毎日の口内ケアが必要なのですが、面倒なことから行っていない飼い主さんが非常に多いようです。愛犬に口臭はありませんか?ニオイに慣れていて、気にならないだけかもしれません。
他人からすると、鼻を手で覆いたくなってしまうほど、臭っているかもしれません。強い口臭が感じられる場合、歯周病などの病気を患っている可能性があります。歯磨きをしただけでは解決できませんが、口臭が気になる場合には、愛犬を預ける前に、病院で診察を受けるなどすると良いと思います。ニオイ問題って、とてもデリケートですよね。
犬を預けることになった時に配慮すべきこと③「いざという時のために」
預けた先で、体調を悪くしてしまうことがあるかもしれません。預ける相手には、かかりつけの病院について、場所・連絡先・診察時間・休診日など、詳しく伝えておく必要があるのではないでしょうか。休診日などでかかりつけの病院へ行くことができない場合についても考えなければなりません。診察手帳など、愛犬の情報がわかるものも預けておきましょう。
まとめ
友達や知り合いの家に犬を預けることになった時に配慮すべきことについて、
- お世話の仕方を伝えること
- 清潔にしてから預ける
- いざという時のために
という3つのテーマでお話しました。愛犬のことはもちろんなのですが、預ける相手の気持ちをよく考える必要があります。本当に愛犬を預ける相手として相応しいかどうか、しっかり判断してください。相応しい相手がいないのであれば、動物病院やペットホテルなど、専門的な知識を持った方に預けた方が良いのではないでしょうか。預ける相手への配慮がしっかりできていれば、きっと、愛犬を大切にお世話してくれると思います。