犬に『スキ』と思ってもらうためには重要なポイント
今回は犬に『スキ』と思ってもらうために、飼い主がするべき行動をご紹介していきますが、まずその具体的な行動を知る前に、重要なポイントを理解することが必要です。
犬に『スキ』と思ってもらうためには、まず犬にとって「この人は良いことをしてくれる」「嬉しいことが起こる」と思わせることがポイントです。
なんだか現金な話に聞こえるかもしれませんが、何もしてくれない人より、自分に嬉しいことをしてくれる人を好くのは、犬も人間も同じです。
犬はそれが直接的な行動でなければ理解できないので、わかりやすく「この人といると良いことが起きるな」と思わせなければいけません。
犬に『スキ』と思ってもらうためにすべき行動
では、具体的にどのような行動をすることで、犬に『スキ』と思ってもらうことができるのでしょうか。飼い主であれば、普段の日課として自然と組み込んでいることばかりですが、上から1つずつ確認していきましょう。
1.ご褒美としておやつを少量与える
犬は食べることに日々、喜びを感じる動物です。そのため、おやつをくれる人は問答無用で大好きです。「そんな単純な話?」と思うかもしれませんが、犬は動物ですので、やはりそのように単純な理由で好きになることも多いにあります。
しかし、毎日多くの量のおやつを与えることはできません。しつけにも良くないですし、何より肥満を推進してしまいます。
そこで、何か指示行動(お手や待てなど)をさせることで、その指示通り動くことができれば、ほんの少量だけおやつを与えてあげるのが良いでしょう。
しつけの一環としても、遊びの一環としても楽しめますし、なにより犬からしてみれば、少量でもおやつをもらえるので、『嬉しい出来事』となります。
2.一緒にいる時に思いっきり遊ぶ
活発に遊ぶことが好きな犬はとても多いです。それが飼い主であればなおさら。家の中でもできる行いとして、おもちゃを使った遊びが挙げられます。
犬のおもちゃには様々なタイプの物がありますが、犬の動物的本能を満たしてくれる役割を持つおもちゃを選ぶことをおすすめします。例えば、縄やボール、音の鳴るおもちゃがいいですよ。
犬にとって興味のないおもちゃで遊んでも、「退屈だな」と感じさせてしまうだけです。そこで、犬が興味のあるおもちゃで一緒に遊べば、「飼い主さんと遊ぶと楽しい」と感じ、より好きになってくれますよ。
3.一貫した行動を心掛ける
犬から「スキ」と思われるためには、まず犬から信頼されなければいけません。そのためには、常に落ち着き、一貫した行動を心掛けることがポイントです。
同じ失敗であっても、時には激しく叱り、時には許すような曖昧な態度を取ってしまうと、「信用のおけない人」というレッテルを貼られてしまいます。反対に、常に一貫した行動を心掛けていれば、頼れる飼い主として認められるのです。
犬の信頼は「好き」とイコールにもなります。信頼できる飼い主であるからこそ、犬は誰よりも慕っているのです。まずは信頼関係を築けるような行動をとるべきでしょう。
4.マッサージをしてあげる
犬が嬉しいと思う行動にマッサージがあります。マッサージと聞くと専門的な知識が必要なのではと思ってしまう方もいますが、実際はそんなことはありません。
犬のマッサージというのはスキンシップの1つです。お腹を撫でたり、耳の後ろを優しくクルクルと指の腹で撫でてあげたりするだけでもマッサージになります。
犬が撫でられて気持ちの良いところを優しく擦ることで、「気持ちいい。嬉しい」と思わせることができるので、毎日の日課として取り入れてみてはいかがでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。飼い主として、日々行っている、あるいは心掛けている行動ばかりだったかもしれません。しかし、中には「できてないな」と思う行動もあったのではないでしょうか。ぜひ今日からこの行動を取り入れ、愛犬から好かれる飼い主を目指しましょう。