犬を飼えるか判断する方法①「ライフスタイルを変えることができますか?」
犬と暮らすとき、犬の健康と安全を守るため、犬に合わせた生活を送らなければなりません。今のあなたには、決まったライフスタイルがあるのではないでしょうか。そのライフスタイルを犬に合わせて変えることができるでしょうか。
犬の寿命は10年から20年ほどあります。その間ずっと、犬に合わせたライフスタイルを送り続けることができるでしょうか。子犬のとき、成犬のとき、老犬のときでは、犬もライフスタイルが変わります。そのとき、犬に合わせて、あなたのライフスタイルを変えることができるでしょうか。
犬を飼えるか判断する方法②「毎日、お散歩や運動の時間を作ることができますか?」
犬と暮らすことで、あなたのライフスタイルの中に、「愛犬とお散歩や運動をする」という時間が加わります。「チワワやポメラニアンやトイプードルなどの小型犬は、あまりお散歩が必要ない。毎日でなくても良い。」というのは間違いです。外へお散歩や運動に出かけるということには、犬の健康と若々しさを維持するために必要なことがたくさん含まれています。
体力や筋力の維持はもちろん、外の刺激に触れることで、脳の活性化にも繋がりますし、ストレスの発散にもなります。人間と暮らすために必要な「人間社会を学ぶ」ということにも繋がります。飼い主さんとのコミュニケーションにもなり、信頼関係や主従関係など、良い関係作りにも必要なことです。あなたは、その大切な時間を毎日欠かさず作り続けることができるでしょうか。
犬を飼えるか判断する方法③「住まいは犬に適した環境ですか?」
犬と暮らすためには、犬に適した環境の住まいでなければなりません。アパートやマンションである場合、ペットOKの物件でしょうか。そうでない場合、ペットOKの部屋へと引っ越すことができるでしょうか。もし、犬と暮らしていく中で、引っ越しをしなければならなくなってしまったとき、犬と暮らすことができる部屋へと引っ越すことができるでしょうか。
SNSでこのような文章を見かけたことはありませんか?『引っ越し先が犬NGなので飼うことができなくなりました。里親を募集しています。』とても悲しい気持ちになりますよね。持ち家である場合も同じです。その家が犬に適した環境でなければなりません。犬のための十分なスペースを与えてあげることができるでしょうか。まさか、廊下の隅っこが犬のスペース、なんてことはないでしょうか。玄関先に犬小屋を置いてリードで繋いでおけば良い、なんて考えてはいないでしょうか。
犬を飼えるか判断する方法④「犬を養えるだけの経済力がありますか?」
10年から20年もの間、犬の生活費を払い続けることができるでしょうか。犬もケガや病気をします。それは、思わぬケガや病気かもしれません。あまりにも突然のことかもしれません。その治療には、高額な医療費がかかるかもしれません。
そんなとき、すぐに費用を用意してあげることができるでしょうか。病気がきっかけで、全盲になってしまうかもしれません。ケガがきっかけで、手足が不自由になってしまうかもしれません。そのサポートには、高額な必要がかかるかもしれません。その費用を一生涯、払い続けることができるでしょうか。お金がないから治療を受けさせてあげることができない。病院へ連れて行ってあげることもできない。そんなことになってしまわないでしょうか。
まとめ
犬を飼えるか判断する方法には、
- ライフスタイルを変えることができるかどうか
- 毎日、お散歩や運動の時間を作ることができるかどうか
- 住まいは犬に適した環境であるかどうか
- 犬を養えるだけの経済力があるかどうか
などがあります。これは、ほんの一部です。基本的な4つを例としてご紹介しました。まずは、この4つをクリアすることができなければ、今のあなたは“犬と暮らすことには適していない”と判断するべきです。