飼いにくさを感じてしまう犬のタイプの特徴
犬の性格はしつけや環境が影響するだけではなく、子犬の頃の環境や遺伝が左右することもあります。また、犬種によっても性格に違いがありますよね。まずは「飼いにくさ」を感じてしまう犬のタイプの特徴に共感できる部分がないか見ていきましょう。
ビビり犬
知らない人が近づくと隠れてしまったり、掃除機や雷の音に震えてしまったりするビビり行動を見ると、少し不安になりますよね。警戒心が強い犬の中には、外に出たがらないワンちゃんもいます。
番犬タイプの犬
飼い主さんを守りたい気持ちが強く、散歩中に会った人に吠えてしまうワンちゃんもいます。番犬タイプの犬は柴犬に見られることがありますが、ほかの犬種でもやんちゃになることもあります。
愛犬をフレンドリーな性格に育てる方法6つ
会う人に「可愛いね」と言われるような愛嬌ある犬に育てるためには、生まれた環境やその子のタイプをよく知ることも必要です。人間のように犬にも様々な性格があるので、思い描くような子に育てることは実は難しいもの。
ここでは、愛犬の人見知りを克服したい、警戒心の強さを軽減させたいと感じたときに役立つ内容をポイントに置きつつ、犬をフレンドリーな性格に育てる方法6つをご紹介していきます。
1.母親や兄弟と一緒に育てる
柔軟さを持つ犬は、パピー期を母親や兄弟たちと育っていることが多いです。自我が芽生える時期に社会性をつけることは、犬の性格に影響を与えるもの。しかし、ペットショップで過ごしてしまう多くの犬は、社会性を知らないまま過ごしてしまいます。
2.ゆったりとした気持ちで飼う
警戒心が強い犬にしないためには、飼い主さんがゆったりとした気持ちで飼うことも実は非常に大切。犬自身にいろいろな経験をさせるためには、手をかけ過ぎずに見守ることを頭に置いてください。
これは人間の子育てと共通している部分なんです。「過保護かな?」と感じたときは、飼い主さんがリラックスしましょう。
3.たくさんの経験をさせる
フレンドリーで社交的な犬に育てるには、人と接したり外の経験を積んでいったりすることが必要です。ただし無理強いすることでトラウマを与えてしまうので、愛犬自身が楽しんで「できた」という経験をすることがポイント。
室内飼いで守るように育ててしまうと怖がりな気質になりやすく、音や人に対して恐怖心が生まれてしまいます。
4.子供と一緒に育てる
人慣れ効果がある育て方として、子供と一緒に育てることもあげられます。中には母性本能が高まる犬もいて、泣いている赤ちゃんのそばに寄り添う子もいますよね。
わざわざその状況を作ることはありませんが、犬を飼っている方でこの先子供が生まれた場合は自然に受け入れてみてください。
5.しっかりしつけをする
怖がりな遺伝を持つ犬もいますが、甘やかされて育つ犬はどちらかといえば怖がりになりやすく、わがままなタイプに育ってしまいます。過保護に接することなく、メリハリのあるしつけを心がけることも大切です。
愛犬にいろいろな経験をさせ、飼い主としては愛犬が嫌がることをしないように気をつけて。少しずつ怖がりな性格を克服させて、温かい目で見守っていきましょう。
6.守るような抱っこをしない
抱っこするとき、腕の中にしまい込むような抱っこをし続けると、怖がりになりやすいです。小型犬の正しい抱き方は、片腕を前足を支えるようにお腹に入れ、もう片手でお尻を支えるようにします。
外の景色や人が見えるようにして、愛犬の視界が広がるようにしましょう。そして、抱っこをし過ぎてしまうと分離不安になるおそれがあるので、ほどほどにということを忘れないでくださいね。
まとめ
愛犬をフレンドリーな性格に育てるためには、飼い主さんと一緒に社会を楽しむことが1番です。そのワンちゃんの持ち前の性格もあるので、その子の良いところを伸ばしてあげてくださいね。