良い点
きずなが深まる
犬たちは飼い主を疑似親として信頼し、自分たちの群れのリーダーと考えています。そのリーダーと常に一緒にいることは、彼らの安心と心の安定をもたらします。
犬を飼うときに寝かせる場所についてはクレートやケージなど、彼らが安心して入っていられる空間を用意することが望ましいと言われていますが、犬たちは本来群れのみんなと眠ることが好きな動物です。ましてやリーダーとなる飼い主と一緒に寝ることは、とても安心して眠ることができ、飼い主との間に深いきずなが生まれるでしょう。
特に花火や雷、嵐の物音など、犬はとても敏感に察知しふだんと違う行動を起こします。その行動は主に不安からくるもので、そんなときは一緒に寝てあげるととても安心してくれるでしょう。
癒し効果
子供のころやさみしい夜などは、ぬいぐるみや抱き枕を抱っこして寝るとちょっとだけ安心しませんか?人にとって、ペットと寝ることは「安心・安らぎ」を得る手段とも言えます。犬たちと一緒のベッドで眠ることによって、飼い主の側は「癒し」を感じて眠ることができます。手に触れる被毛の感触や、体に感じる体温や鼓動、息遣いなど、犬と一緒に眠れば人の側も寂しい気持ちや辛い気持ちが薄れる効果があるのです。
この効果は血圧を低下させたりストレスを軽減させたり、血行を良くしたりと飼い主側の身体にも有益な効果をもたらす場合が多いのです。アニマルセラピーなどで動物に触れると良い効果が生まれる、というのも納得ですよね。
悪い点
しつけの面
良いことずくめのように感じますが、これは犬と人との間にある程度の関係性ができてからの話です。関係性ができていない、まだしつけのできていない子犬の時期に、子犬たちにせがまれるままにベッドや布団に入れて一緒に寝てしまうと、彼らは我儘を通す方法を学んでしまいます。また、飼い主から寝床を奪って我がもの顔で使うことで飼い主より立場が上と勘違いをして、言うことを聞かなくなることも。
さらに起きているときも寝ているときもずっと一緒であることに慣れきってしまい、いざお留守番をしなければいけないときなどに強い不安を覚えて大きく吠えてしまったり破壊行動を起こしたりなど、問題行動につながることも多いようです。
睡眠の質の低下
一緒に眠ることで癒しを得られると先述しましたが、逆に飼い主側の睡眠の質を低下させる効果もあります。細やかな人の場合、隣の布団で人が寝返りを打つだけで目を覚ましてしまう場合もあるでしょう。いびきやちょっとした動きなどが気になってしまい、眠ったとしても浅い眠りになってしまいます。小さなお子さんと添い寝をしている方の場合、お子さんを潰さないかを気にして、熟睡できない場合もあるでしょう。
犬や猫と一緒のベッドで寝た場合も同様です。彼らが布団の上で動いたり、寝返りを打ったり、あるいは毛布などの中に潜り込んだりすることで飼い主は眠りが浅くなり、睡眠の質が落ちてしまう可能性があります。夜ぐっすり眠れなければ、日中の作業効率がおちて居眠りなどにつながってしまうので注意が必要ですね。
感染症の危険
ふだんから犬の健康に気を使って、室内飼いをしている場合にはそこまで気にすることもないのかもしれませんが、犬から人、人から犬へとお互いにうつしあう感染症のリスクがゼロというわけではありません。
この感染症はウイルス性、細菌性、寄生虫性などいろいろ考えられます。ふれあいも濃厚になればなるほど感染のリスクも増大するので、ふだんから犬の健康をチェックしてあげてください。
まとめ
犬と同じベッドで眠ることの良い点、悪い点をいくつかまとめました。
良い点はお互いの安心感、悪い点は健康への懸念などがあるようです。一緒に寝る、寝ないは飼い主さんの判断によるところが大きいと思いますが、何にせよ犬たちを清潔に保ち感染症のリスクなどに対処しておくのが良いようですね。
ユーザーのコメント
40代 男性 門昭
布団のなかに入り込むと、足元まで行き丸まって寝ています。
冬場は湯たんぽのように暖かいです。
また、妻は冬になると、寝ていると手に激痛がでる症状に何年も悩まされていました。
病院の検査でも原因不明。
夜寝れなく鬱になりかけ諦めていましたが、愛犬が一緒に寝るようになった途端、痛みがなくなり昨年は夜中起きることなく寝れたそうです。
ただ、愛犬が夜中に何度も布団を出ては入るためその度起こされ、秋~春にかけ布団が毛だらけ・・・
メリットもあればデメリットもありますね。
50代以上 女性 匿名
もちろんシーツとかけカバーは毎日洗濯してます。
面倒だと思う事もありますがかわいい愛犬と寝れるなら苦になりません。