犬が飼い主の帰宅時、大喜びではしゃぐ理由
飼い主がお出掛けから帰ってくると、愛犬が大喜びで駆け寄り、はしゃぐような様子で出迎えてくれるというご家庭は多いでしょう。なぜ、こんなにも喜び、興奮までしているのかと、ふと疑問に思います。そこで、なぜ犬が飼い主の帰宅時、大喜びではしゃぐのか、その可愛い理由を紹介します。
1.寂しかったから
まず、最も大きい要素として、「寂しかった」という心理が挙げられます。家に大好きな飼い主が居らず、1人ぼっちでお留守番をしていたわけですから、寂しいと感じるのは当たり前でしょう。
普段なら、飼い主さんが一緒に遊んでくれたり、スキンシップをとってくれたりするのに、今日は1人だから、なかなかすることもなく、「いつ帰ってくるのかな」「まだかな」と心待ちにしていたのです。
そこに飼い主さんが帰ってきたので、嬉しさのあまりはしゃいだり、駆け寄って出迎えてくれるのです。多くの犬はこの「寂しかった」という理由が少なからず含まれています。
2.不安から解放されて安心したから
犬にとって、頼れるリーダー的存在の飼い主が居らず、1匹のみで家にいなればいけない状況は、とても心細いのです。そのため、飼い主が帰ってくると安心し、駆け寄ってしまうのです。
例えば、犬は「飼い主さんがいない間に怖いことが起こったらどうしよう」と不安を抱えていたり、あるいは何らかの怖い出来事が起こったことで、不安や恐怖を感じ、ぶるぶると震えて待っているということが考えられます。
犬は人間よりも遥かに警戒心強い動物なので、ちょっとした音などに敏感です。そのため、1匹で留守番中に怖いと感じる出来事が起こりやすいとも言えます。
3.散歩に連れて行ってもらえるから
飼い主が帰宅後にすぐ散歩に連れて行っているご家庭の場合は、飼い主が帰ってきたことで「散歩に連れて行ってもらえる」と喜んでいる可能性もあります。
犬は1日中、1匹で部屋の中にジッといたので、退屈ですし時間を持て余している状態です。しかし、飼い主が仕事などで毎日出掛けていて、帰ってくると必ず散歩に連れて行っているというご家庭であれば、犬はその毎日の日課を楽しみに我慢しています。
飼い主さんが帰ってきたことで、「やっと帰ってきた！散歩に行ける！楽しみ！」という嬉しい感情が爆発し、ついはしゃいでしまうのでしょう。
4.飼い主が喜んでいるから
帰ってきたときに、飼い主が「愛犬に会える」という喜びを爆発させた状態で帰宅するのであれば、犬もそれに合わせて「飼い主さんが喜んでる！」と一緒になって喜びを分かち合おうとしている可能性が考えられます。
犬は飼い主の様子をよく観察しているので、声のトーンや表情などから飼い主の感情を読み取ることができます。また、感情や楽しい出来事などを共有したいという気持ちを持つ動物なので、飼い主が喜んでいれば、その飼い主の感情を一緒に共有しようとします。
その結果、飼い主が嬉しそうに帰宅しているのを見て、犬自身も嬉しくなり、はしゃいでしまうという状況ができあがるのです。
5.たくさん遊んでもらえると期待しているから
「寂しい」「退屈」といった理由と繋がりますが、飼い主が帰ってくることで、たくさんスキンシップをとったり、遊んでもらえたりという状況を期待していることもあります。
1匹で寂しく心細い中、1日中ジッと部屋の中にいたため、飼い主に遊んでもらおうと思っている犬は多いです。いざ、飼い主が帰ってくると、「遊んで－！」と言うように駆け寄ってくるのです。
まとめ
いかがでしたでしょう。1日中部屋でお留守番をしていた愛犬が大喜びで駆け寄ってきてくれるのには、様々な心理が働いていました。ぜひ、帰宅時、嬉しそうに愛犬が駆け寄ってきたら、落ち着いてからたくさん構ってあげてくださいね。
