1.独りでいる時間をつくってあげる
犬は感情がとても豊かなので、時々人間と同じように独りで静かに過ごしたいと感じることがあるようです。もし愛犬がそういった気持ちになっているときに構いすぎていると、うんざりされてしまう可能性があるので気をつけなければいけません。
例えば、
- 愛犬が家族がいない部屋に移動して独りでくつろいでいる
- 触ろうとすると避けるように体をそらす。
- いつもは呼ぶと来るのに、なぜか呼んでも来ない
そういったときは、愛犬が独りになりたいと思っている場合がよくありますので、そっとしておいてあげることをおススメします。
2.家の中だけで飼わない
犬のなかには散歩に行かないでも大丈夫といわれている犬種(チワワやマルチーズ、ヨークシャーテリアなどの犬種)がいたりしますが、あくまで毎日の運動量からそういわれているだけで、どんな犬種であれ、気分転換をさせたり健康的な生活をさせたりするために定期的に外へ連れて行ってあげることは大切といえるでしょう。
もし、全然外に出さずにずっと家の中で生活をさせていると、新鮮味のある生活を送りにくくなってしまったりストレスを溜め込んだりして、「つまんない毎日だなぁ」と愛犬にうんざりされてしまいやすくなります。人間も外に出ずずっと家の中で生活していると、気が滅入ったり気分がどんよりしたりすることが多いですよね?犬も同じなのです。太陽の光に浴びながら運動をしたり、いろいろな景色や人、犬に出会ったりしないでいると少しずつ気分がどんよりしてしまいます。
ですので、できるだけ毎日散歩に連れて行ってあげるのが理想的ですが、無理な場合は気分転換をさせるために週に何度か外に連れて行ってあげると良いと思いますよ。
3.ご褒美は褒めるだけでなくオヤツも与える
トレーニングや良いことをしたとき、飼い主に褒められると愛犬はとても嬉しい気持ちになりますが、ご褒美が言葉やスキンシップだけだと「オヤツはくれないの?」と不満げにする犬は割と多いそうです。なかにはオヤツをくれないと分かると、うんざりしていうことを聞いてくれなくなる犬もいるみたいですよ。
ちなみに、私の愛犬もご褒美がスキンシップだけだと、私とオヤツのある場所を交互に見て「おやつは?」といった感じでオヤツをねだることがよくあったりします。そして、そのままオヤツをあげないとゲンナリしたようにトボトボと歩いていくことが多々あります。
犬は食べることが大好きなので、ご褒美をあげるときは言葉だけで褒めるのでなく、オヤツを一緒にあげることをおススメします。そうすることで、愛犬がしつけやレーニングをより頑張るようになりますし、より仲良くなることができるといえます。ただ、オヤツのあげ過ぎは肥満の原因になりますので、あげ過ぎには気をつけてくださいね。
4.寝ているときはそっとしておく
愛犬の寝顔を見ると、つい撫でたり体に顔をうずめてモフモフしたくなったりすると思いますが、眠りの邪魔をしてしまうと愛犬にうんざりされてしまうことが多いので要注意。私たち人間は気持ちよく寝ているとき、邪魔をされずにゆっくり寝たいですよね。犬も同じように寝ているときは邪魔をされたくないと思っているようです。
ですので、愛犬が眠っているときはできるだけそっとしておいてあげてくださいね。ちなみに、寝ているときに撫でられるのが好きな犬も少なからずいるようです。もし寝ている愛犬をそっと撫でたときに仰向けになった場合は、飼い主に撫でられながら眠りたいと感じているといえますので、優しくお腹を撫でてあげるとリラックスさせながら眠らせてあげることができるといえるでしょう。
5.愛犬の要求も聞いてあげる
主従関係を築くため、崩さないために愛犬の要求を聞かないようにしている飼い主はいると思います。たしかに主従関係を保つためには愛犬を甘やかさないことは必要といえますが、いつも要求を無視していると、「どうせ僕のおねだりは聞いてくれないんだ」と愛犬が無気力になったりうんざりしたりする可能性があります。
厳しくするのは大切ですが、厳しすぎるとストレスを感じやすくなりますし信頼関係が崩れてしまう原因にもなってしまうので、適度に甘やかすことも大切といえるでしょう。愛犬にうんざりされないために3回に一度、5回に一度は要求に応えてあげると良いかもしれませんね。
まとめ
犬がうんざりするときは、人間がうんざりするときと凄くよく似ているといえます。ですので、「愛犬に嫌がられていないかな?」と思ったときは、自分が愛犬と同じ環境で暮らすとどう感じるか想像してみることをおススメします。想像したときに「私だったら嫌だな」と感じたときは、愛犬もうんざりしている可能性があるので、環境や接し方を改善してあげると良いかもしれません。試行錯誤しながら、愛犬にとって良い環境をつくってあげられると良いですね。