大型犬を室内飼いするときに必要な注意①「家電製品のコードを噛んでしまうこと」
室内のあちこちに存在する家電製品のコード。犬の遊び道具になってしまいやすいです。噛みちぎられてしまうと、その家電製品を使うことができなくなってしまいます。犬が感電してしまう可能性もあります。
どうしてもコードをコンセントから抜くことができない家電製品には、コードにカバーを取り付けると良いです。ホームセンターや家電製品店で売られています。使用しないコンセントにはカバーと取り付ける、使用しない家電製品のコードはこまめに抜くなどの対策を行うようにしましょう。
私も家電製品のコードを愛犬に噛まれてしまったことがあります。幸い、コンセントから抜いていました。超小型犬では噛みちぎることができませんでしたが、大型犬であれば、簡単に噛みちぎれてしまうのではないでしょうか。
大型犬を室内飼いするときに必要な注意②「家具を壊されてしまうこと」
犬は噛むことが大好きです。大型犬の噛む力の強さは200kgほどあるとされています。テーブルやイスの脚を噛まれてしまい、破壊されてしまった、という経験を持つ大型犬の飼い主さんはとても多いです。
テーブルやイスの脚には、犬が噛んでしまうことを予防するためのアイテムを取り付けると良いです。犬が嫌がる忌避剤を塗るという対策法もあります。
また、ソファーも壊されてしまいやすい家具です。犬は掘るという行為が大好きです。犬の習性や本能によるものです。ソファーをホリホリし、穴を開けてしまうのは、大型犬だけではなく、小型犬にもあります。
しかし、小型犬であれば破れてしまう程度で済むものの、大型犬であれば、座れなくなってしまうほどの大きな穴が開いてしまうことがあります。
その他にも、テーブルや棚の角を噛んでしまったり、ドアを破壊してしまったりなど、家具をボロボロにしてしまうことがあります。
家具は噛んではいけないとしつけることも必要ですが、噛むことが大好きな犬のために、噛みながら安全に遊ぶことができるおもちゃを与えてあげることも必要なのではないでしょうか。
大型犬を室内飼いするときに必要な注意③「室温や湿度に気をつけること」
犬と人では体感温度が全く違います。快適に過ごすことができる室温や湿度にも大きな違いがあります。人間に合わせて室温や湿度を設定してしまうと、大型犬が快適に過ごせなくなってしまう可能性が高いです。
うちには、超小型犬と中型犬がいるのですが、快適な室温と湿度に違いがあるため、室内の環境を整えることが難しい季節もあります。
大型犬であれば、さらに管理が難しくなるのではないでしょうか。大型犬と暮らす飼い主さんのご意見を参考にすると、「室温22℃」「湿度40%以下」を保つようにしているそうです。
夏は「室温20℃」に設定しているという飼い主さんもいらっしゃるようです。さらに、扇風機を回し、部屋の空気をよく循環させているとのことでした。
真冬であっても、暖房を必要としない大型犬もいます。そのため、エアコンやストーブやヒーターは使用せず、こたつやホットカーペットで過ごす飼い主さんもいます。そうすることで、室内の温度を上げずに済むからです。
このように、大型犬を室内で飼うということには、室温と湿度の管理がとても重要だということがわかりますよね。
大型犬を室内飼いするときに必要な注意④「誤飲・誤食」
全ての犬に共通していることではありますが、大型犬の場合、思いもしないものを飲み込んでしまうことがあります。小型犬の口には入らない大きな物も、大型犬の口の中には入ってしまう可能性があるからです。
たとえば、飼い主さんの靴下です。靴下を丸飲みしてしまった大型犬がいるんです。アメリカで起きてしまったことなのですが、グレートデンが43枚もの靴下を飲み込んでしまい、胃袋から発見されました。飼い主さんは、愛犬が靴下を飲み込んでしまっていたことに、全く気付かなかったそうです。
“こんな物、口の中に入れたり、飲み込んだりはしないだろう”と思っている物を、丸飲みしてしまっているかもしれません。犬の手の届く場所には物を置かないようにしたいですね。
まとめ
大型犬を室内飼いするときに必要な注意には、
- 家電製品のコードを噛んでしまうこと
- 家具を壊されてしまうこと
- 室温や湿度に気をつけること
- 誤飲誤食
などがあります。大型犬の室内飼いには、様々な注意点があります。犬の目線になって考えてみると、室内の環境を整えてあげやすいのではないでしょうか。