どんなところにも連れて行く
かわいい愛犬とは、いつでも一緒にいたいもの。お留守番をさせるときの寂しそうな顔を見るとたまらず、どこにでも連れていってしまうという飼い主さんもいるかもしれません。ですが、ペット後進国の日本では、わんこと一緒に行ける場所は限られています。結局は車の中やお店の前でお留守番をさせることになってしまったのでは、わんこは知らない場所でひとりぼっちにされて、より強いストレスを感じてしまうだけです。
実はおでかけ先がストレスかも
わんこ連れ可の場所であっても、飼い主さんが楽しい場所が必ずしもわんこも楽しいとは限りません。たとえば、街中や観光地などの人混みの中を歩くのは、わんこにとってはストレスと危険を伴います。また、花火大会やお祭りなどのイベントで大きな音が鳴っている場所では、恐怖を感じてしまう子も多いものです。
分離不安症となることも
また、飼い主さんと一緒にいる時間が長すぎると、わんこの飼い主さんへの依存が強くなり、分離不安症を引き起こしてしまう可能性もあります。分離不安症は、わんこが飼い主さんと離れている状態に強いストレスを感じ、無駄吠えや破壊行動などの問題行動や体調不良を起こしてしまう疾患です。
スキンシップをとりすぎる
愛犬がかわいすぎてどうしても放っておけない、ベタベタと触ってかまいすぎてしまう、という気持ちはよくわかります。ですが、スキンシップのとりすぎはわんこにとってストレスになりかねません。人間と同じで、わんこもひとりの時間がほしいもの。わんこが眠っているときやくつろいでいるときにはむやみに触ったりせず、かわいい寝顔をそっと見守るようにしましょう。わんこと暮らしはじめて間もない場合や、家族の中に小さな子どもがいるときには、特に注意が必要です。
ぎゅっとハグするのもNG
いとおしい気持ちを込めてぎゅっとハグするのは、人間にとっては自然な行為ですよね。かわいい愛犬をぎゅっと抱きしめたくなる気持ちはよくわかります。ですが、このハグも、わんこにとっては大きなストレスとなっている可能性があります。当然ながら、犬の世界ではハグというコミュニケーションの方法はありません。突然抱きしめられると、わんこはびっくりしてしまいます。抱きしめたい気持ちはぐっと抑えて、身体を撫でる程度にしておきましょう。
好きなものを好きなだけ食べさせる
愛犬にかわいくおねだりされてしまうと、ついついつまみ食いをさせてしまうなんて飼い主さんも少なくありませんよね。食べたいものをガマンさせるのは、短期的に見れば確かにストレスかもしれません。ですが、ねだられるままに好きなものを好きなだけ食べさせるのは、将来的にわんこの身体にストレスを与えるだけでなく、健康面を損なう原因となりかねません。
肥満は体調不良のもと
好きなものを好きなだけ与えていると、当然、肥満のリスクが高くなります。そして、肥満はさまざまな病気の原因となります。病気で体調不良となれば、運動や遊びが制限されてしまったり、療法食しか口にすることができなくなってしまったり、大きなストレスを受けることになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこを甘やかすことはわんこにストレスをかける可能性があるだけでなく、ワガママになったり、問題行動が増えたりと、しつけや社会化の面でもさまざまな影響があります。愛犬をかわいがるのは飼い主さんにとって当然の行動ですが、「かわいがり」と「甘やかし」の区別をしっかり持っておくことが大切です。
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20代 男性 匿名