犬が喜ぶ刺激を与える方法8つ
愛犬も人間と同じようにマッサージされることが大好きです。愛犬へのマッサージは信頼関係を築くことができたり、心身ともに癒したりする効果もあるので積極的に行っていきましょう。細かく触れていくことで、愛犬の健康チェックも合わせてできます。
ただし、日本犬に多くいるようにもともとたくさん触られることが好きではない犬たちもいます。信頼関係を築き、飼い主さんが愛犬の体をいつでもどこでも触れるようにしておくことは重要ですが、触られることがあまり好きではない犬にマッサージを強要することはやめましょう。
ここでは、「気持ちいい~」と思わずうっとりしてしまう、犬が喜ぶ刺激を与える方法8つをご紹介していきます。どれも簡単な方法なのでぜひお試しください。
背中から腰をマッサージする
首の付け根から腰にかけて優しくマッサージしていくことで、血流の流れを促し、精神的にもリラックスさせることができます。特に背骨に沿った部位には多くのツボが並んでいるので、そっと優しくマッサージをしていきましょう。
手のひらの体温を伝えるイメージで、優しくゆっくりとなでてください。思わずうっとりとした表情をすると思います。毛足の長いワンちゃんなら、優しくブラッシングしてあげてもOKです。
耳裏をなでなで
犬は耳をよく動かすので、耳裏の付け根周辺の筋肉をほぐすようになでてみてください。耳の付け根を優しく指で挟んだら、指の腹で優しく刺激を与えながら外側、そして下側へ向かっていきます。緊張していた筋肉がほぐれることで、「飼い主さん大好き!」という気持ちが高まるでしょう。
目のツボを刺激
ワンちゃんも人間のように、目の周りのツボを刺激してあげると「気持ちいい」と感じてくれます。指先が目に入らないよう、また押す力が強くなり過ぎないよう注意しながら、目の周りをマッサージしていきましょう。
口のまわりからあごの下をマッサージ
犬の口の周りを軽く刺激してあげ、あごの下もマッサージしていきましょう。ワンちゃんも気持ちいいので思わずあごを上げると思います。下顎の、人間でいうエラの部分に向かってマッサージしていくと、リンパの流れもよくなります。
お腹をなでて便秘解消
すぐに「お腹をなでて!」とアピールするワンちゃんなら、お腹もたっぷりとさすってあげましょう。便秘がちなワンちゃんであれば、優しく時計回りになでてあげると腸の動きが改善されるかもしれません。強い刺激を与えずに、優しく行ってくださいね。
首のこりをほぐす
四足歩行で首をあげている時間が長い犬にとって首は疲れやすい部分です。首の後ろを優しく揉んでほぐしてあげてください。血行促進をうながすことで、犬のストレス軽減にもつながります。
尻尾のつけ根の疲れを取る
尻尾をフリフリする犬は、尻尾のつけ根の筋肉も疲れやすい部分です。そっと優しく刺激を与えてマッサージしてあげると喜びますよ。
足全体と足のつま先をマッサージ
足のつけ根からつま先へ筋肉に沿って軽く撫でたり、さすったりしてマッサージをしましょう。特にシニア犬なら足の屈伸運動を兼ねて、曲げ伸ばしもしていきます。筋肉が固まっていないか、関節に異常がないかもチェックしながらほぐしてみてください。
今はイヤ!犬が触ってほしくないタイミング
人間もいきなり触られると驚いてしまったり、思わずイラッとしたりしてしまいますよね。これは犬にとっても同じことが言えるんです。「今はイヤ!」と犬が嫌がる、触ってほしくない主なタイミングは次の2つ。
寝ているとき
寝ている愛犬に突然刺激を与えてしまうのはやめましょう。犬はびっくりしてとっさの防御行動をとり、普段噛むことがない犬でもに噛みついてしまうことも考えられます。
食事中のとき
もう一つやってはいけないのが、食事中のときに体に触れてしまう行動です。ご飯は、犬が安心安全だと思える環境で食べさせてあげましょう。犬によっては「ご飯が取られてしまう」と警戒しながら食事をしている子もいます。寝ている時に突然刺激を与えてしまうのと同様に、食事中に犬に触ることは犬の防御行動を引き起こすことがあります。
信頼関係が損なわれる可能性もあるので、食事のときはコマンドを出す以外の行動はつつしみ、犬が安心して食事を終えられるようにしてください。
まとめ
犬も人間と同じようにマッサージで疲れをとってあげることができます。何よりも、飼い主さんの手のひらから愛情をたっぷり感じられるのでとっても喜びますよ!ぜひマッサージを毎日の日課にしてみてください。いち早く異変に気づくことにも役立ちます。