犬友達とのトラブルが増えている!?
今は子どもの数よりも多いと言われているペットたち。ペットの中でも、散歩として一緒に外に出かける機会の多い犬の場合は地域のコミュニティに自然と参加する形になることもあるでしょう。朝や夕方、散歩に出かければ同じように犬の散歩をしている人の会うことは多いと思いますし、散歩が生活のルーティーンとして組み込まれていることから毎日同じ人と顔を合わせることになり次第に顔見知りから犬友達へと変化していくことも珍しいことではありません。さらに年齢や家庭環境が近しい相手であれば、より親しくなり散歩だけでなくドッグランなどに遊びに行ったり一緒に旅行に行くようになる犬友達になることもあるでしょう。
しかし、親しくなっていく過程でその距離感やマナーを間違えてしまったり、価値観の違いなどからトラブルが起きてしまうことも…。特に犬の場合はしつけやおやつなどの食べ物に対する価値観や考え方が異なっていると、相手に嫌な思いをさせてしまったりトラブルになってしまうケースが多いようです。飼い主さんは人に対して飛びつかせたくないのにわざとあおってジャンプさせるようにしたり、飼い主に許可なくおやつをあげてしまったり、公園でノーリードで遊ばせたりとひとつひとつは小さなことでも相手に不信感を抱かせるようなことは数多く起こっているのです。
犬友達との接し方①必ず飼い主の許可を取る
犬友達ができた場合親しくなるほど距離感が縮まっていくと思いますが、どれほど親しくても気をつけなければならないことはあると思います。親しくなると相手の犬に対しても自分の愛犬と同じような接し方をするようになることがあると思いますが、おやつをあげたり遊んだりするとき事前に相手の飼い主さんの許可を取るようにすることをおすすめします。実際にアレルギー反応を起こしてしまう材料が入ったおやつを勝手にあげてしまたり、貸したおもちゃを破壊されてしまったりといったトラブルはめずらしいことではありません。「クッキーあげてもいい?」「ビニールのボールで遊べる?」などほんの一言あるだけで、その後の事故やトラブルを防ぐことができるのです。
犬友達との接し方②自分の犬から目を離さない
犬友達との接し方というと若干おかしいかもしれませんが、犬友達といるときだからこそ気をつけたいのが「自分の犬から目を離さない」ということです。特に複数の犬友達、犬仲間が集まるとついつい飼い主さん同士のおしゃべりに夢中になって愛犬への注意力が低下してしまいがちです。しかし、複数の犬が近い距離にいるからこそトラブルも起こりやすいものです。自分が目を離しているすきに他の犬が飼い主さん、周辺の人などに迷惑をかけてしまうということもあるということを忘れないようにしましょう。自分の愛犬をしっかり管理するというのは、ひとりでも犬友達がいても絶対に守らなければならないことです。
まとめ
犬を通じてできた友達というのは仕事や学校などを通じて出会った相手などと違い、しがらみが少なく気を許しやすい相手なのかもしれません。しかし、“親しき中にも礼儀あり”というように、どんな場所でどのように出会った相手であっても、相手に対する敬意や配慮は忘れてはいけません。また、お互いの大切な愛犬が介在していますから、それぞれの犬に対しての心配りや愛情も必要だと思います。犬も飼い主も、事故やトラブルなく楽しい時間を過ごすためにはマナーを守るということは決してむずかしいことではないはずです。